予約受注で1万5000台突破! フォルクスワーゲン新型EV「ID.3」の全貌

6/12(水) 11:50配信

ID.3の生産は、今年の年末にドイツ・ザクセン州のツヴィッカウ工場でスタート。欧州市場で2020年4月にデリバリー開始となる

独VW(フォルクスワーゲン)が新型ピュアEV(電気自動車)をぶっ込んできた。しかも、先行予約車3万台の半分がたった6日で売れたというからスゴい。いったいどんなクルマ? ということで、専門家・竹花寿実(たけはな・としみ)氏に解説してもらったぜ!

【画像】「レベル3」の自動運転機能が搭載されているID.3

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■人気びんびんで、予約は完売確実!?
5月8日、VWが新型EV「ID.」ファミリーの第1弾となる「ID.3」の事前予約をヨーロッパ29ヵ国で開始した。

ID.ファミリーは2016年にパリ・モーターショーで最初のプロトタイプ「I.D.」がお披露目され、その後、市販予定のコンセプトカーだけでもクロスオーバービークルの「I.D.CROZZ」やミニバンタイプの「I.D.BUZZ」、セダンタイプの「I.D.VIZZION」、3列シートSUVの「ID.ROOMZZ」などが公開されている。

今回のID.3は、2016年にパリで公開されたI.D.の市販バージョンで、全長4250mm、全幅1800mm、全高1580mmのコンパクト・ハッチバックだ。

サイズ的にはちょうど現行ゴルフくらいだが、内燃エンジンを搭載しないためパッケージ効率が高く、はるかに広々としたパッセンジャースペースを実現しているという。

ちなみに「ID.3」という車名には、「ビートルとゴルフに続く、ブランドの歴史における戦略的に非常に重要な3番目の時代を開くモデル」という意味が込められている。

VWは、2025年にVWブランドだけでEVを年間100万台販売し、グループ全体では世界販売台数の4分の1に当たる300万台をEVとすることを目標にしている。今回のID.3は、このVWの壮大な計画に向けた、極めて重要なモデルなのだ。

そんなID.3は、VWグループの次世代EV専用プラットフォームであるMEBを用いた初のモデルである。45kWh、58kWh、77kWhの3種類のバッテリーサイズが用意され、航続距離はWLTPモードでそれぞれ330km、420km、550kmとなる。ベーシックな45kWh仕様は、3万ユーロ(約370万円)以下の値札がつく予定だ。

今回事前予約がスタートしたのは、3万台限定の特別仕様車、ID.3 1stのみ。価格は4万ユーロ(約490万円)弱からで、ボイスコントロール機能やナビゲーションシステムなどを装備した標準モデルのほか、運転支援システム「IQ.Light」やツートーンの内外装が標準のID.3 1st Plus、そして大型パノラマガラスルーフやAR(拡張現実)テクノロジーを採用したヘッドアップディスプレイなどを装備したID.3 1st Maxの3タイプから選択可能。

予約の際には、1000ユーロ(約12万円)のデポジットが必要となる。9月のフランクフルト・モーターショー開催直後から事前予約者による注文が開始となり、3タイプの中からひとつを選択して注文が確定する。ただし、ドイツの場合は2020年4月に予約確定となる。これ以前であれば、キャンセルすればデポジットは返金される。

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