高橋優 『STARTING OVER』ツアー横アリ公演をオンエア 26日、WOWOWで

高橋優 『STARTING OVER』ツアー横アリ公演をオンエア 26日、WOWOWで

約2年ぶりにリリースされたオリジナルアルバム『STARTING OVER』を携え、2018年12月から4カ月にわたり、全22公演のツアーを展開した高橋 優。その中から3月3日に行われた横浜アリーナ公演の模様をWOWOWが放送する。

オープニング映像を経て、照明が高橋 優を照らし出すと、スラップ奏法から始まる力強いロックナンバー「ルポルタージュ」でライブはスタート。序盤から攻める高橋に観客も熱気で応える。「『STARTING OVER』とは“再出発”という意味。最初に抱いた憧れ、夢を忘れず、そこに向かって何度でも歩み始めることができるはず」と高橋は話す。そんな思いで制作したアルバムと同様に、今ツアーも同じタイトルを冠したという。

「明日が楽しみでしょうがなくなるような時間をみんなと過ごしたい。最高に熱い夜にしようぜ横浜ー!」と叫ぶと、ワクワクしたり感動する気持ちを音楽にした「美しい鳥」、社会や大人に対する思いを綴った歌詞が印象的な「aquarium」、“何度でもまた歩き出そう!”と、まさに再出発を歌う表題曲「STARTING OVER」などを披露。

「目が笑ってないとよく言われる」というMCのあとに歌った「いいひと」では、曲中に真顔になり笑いを誘う場面も。映画『まく子』主題歌である「若気の至り」や「非凡の花束」を届け、へこたれた丸い背中を押してくれる「プライド」は、冒頭から“君ではダメだと言われてしまったか?”など問いかけのフレーズがガツンと心を揺さぶり、観客はじっくり噛みしめるように聴き入っていた。

そして、「一緒に熱くなってくれますか!!」という高橋の言葉を口火に、再びヒートアップ。故郷を離れ都会で働く人なら妙に共感できる「高野豆腐~どこか遠くへ~」、力強くエールを送る「虹」。さらに、全編秋田弁でありながらどこかジェームス・ブラウンを思わせるファンキー&ダンサブルな「Harazie!!」では、ギターを下ろし踊る高橋の姿も。秋田弁でのコール&レスポンスで横アリがひとつになった。

終盤では代表曲の一つでもある「明日はきっといい日になる」から「こどものうた」と、ずいぶん対象的な楽曲が並んだ。“絶望の平成”を歌う「こどものうた」は10年前のインディーズ時代の曲でありながら、歪んだ“いま”を痛烈に歌っているようだった。

「これからどういう道を歩いていくにしても、道の先でどんなことが待っていたとしても、今ここにあるもの、これだけは絶対に忘れないで歩いていきたい、そう願いを込めて作った曲を」と、感謝の思いを込めた「ありがとう」が届けられ、生きている喜びを歌うこの楽曲に涙を拭う観客も多かった。

全楽曲の歌詞が映し出されることも、高橋のライブの特徴の一つ。それは彼がひとつひとつの言葉を大切にしている証だろう。その真っ直ぐな言葉たちが音と文字で届けられることにより、私たちの胸により一層突き刺さる。悩みや不安な気持ち、辛いと感じることがあれば、この放送を通してこのライブをぜひ観てほしい。きっと「明日も頑張ろう」と救われるはず。高橋 優は人の心に響く歌を歌っている。

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