AKB総選挙見送りで「得するメンバー」「損するメンバー」

SKE48の須田亜香里さん(2018年8月撮影)。「2位」の看板をさらにもう1年使えることになる

 AKB48グループで最大のイベントともいえる、恒例の「選抜総選挙」が2019年は開催されないことになった。公式ブログで3月13日に発表された。総選挙は09年から毎年開催されてきたが、開催見送りは今回が初めて。

 多くのメンバーがSNSなどで「寂しい」とこぼしたが、その立場によって受ける影響は様々だ。

■「色々なことの整理、説明ができていない中での開催はもちろんできない」

 総じてメンバーの心境は複雑だ。過去に唯一3連覇を果たしたHKT48の指原莉乃さん(26)は、ツイッターで「公式な見解ではなく私個人の受け取り方」だと断りつつ、

  「総選挙でみなさんに知ってもらえた自分としては...総選挙に向けて努力しているメンバーもファンの皆さんのこともわかっているので複雑です...。色々なことの整理、説明ができていない中での開催はもちろんできないので仕方がないと思っています。みなさんが周りに『応援している!』と胸を張って言えるようなグループでないといけないですよね」

などとして、NGT48をめぐる諸問題が解決しない限り、開催は困難だとの見方を示した。

 そんな中でも、ツイートで喜びをにじませたのが、前回(18年)2位に入ったSKE48の須田亜香里さん(27)。過去の総選挙について

  「賛否の声もあるイベントだったかもしれないし 私は選挙シングル以外はライトの当たらないポジションにいる期間も長くてファンの方を何度も悲しませたはずなのに それでもよじ登ろうとする私を見て投票で力を貸してくれた全ての方へ改めて感謝しています!」

などと感謝を述べながら、

  「では皆様、心置きなくもう一年AKB48世界選抜総選挙2位の須田亜香里です! って言わせていただきますね!笑」

とも。須田さんは18年に発売した写真集の売れ行きが不振だったことが話題になった。その背景として、須田さんを2位に押し上げたファンの資金が尽きた可能性が指摘されていた。仮に19年に総選挙が行われた場合、2位を維持するだけの資金力が残っているか不安視する向きもあった。こういったことを背景に、ファンの新たな負担なしで「2位」の看板をさらに1年間使えることになったことは、須田さんにとっては大きなメリットだと言えそうだ。須田さんは、

  「私たちアイドルに出来ること私がしたいことは前向きに頑張る姿を見せる。それだけです」

とも付け加えた。

 それ以外にも、開催見送りがプラスになるとみられるのが、村山彩希(ゆいり)(21)さん。村山さんは、4年連続でAKB48劇場の公演に最も多く出演し、一部では「シアターの女神」の異名を持つが、総選挙には4年連続で不出馬だった。ファンの間でも村山さんの出馬の是非については賛否両論あり、村山さんは「AKB48グループ新聞」19年3月号のインタビューで

  「今、この先、自分でも、自分がどうするか分からないのですけど...たぶん今年も出ないと思います」

 と胸の内を明かしていた。少なくとも19年については、この葛藤から解放されることになる。

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