菅田将暉に同居する悪と善~「3年A組」は日テレドラマの新たな勝利の方程式!?~

日テレ日曜10時半ドラマの視聴率動向

菅田将暉主演のドラマ「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」が始まった。
伊藤英明主演の映画『悪の教典』(12年公開)、櫻井翔主演ドラマ「家族ゲーム」(13年春)、松たか子主演映画『告白』を彷彿(ほうふつ)とさせるサイコホラー要素満載だ。
初回を見る限りでは、日本テレビの日曜ドラマ枠が、前クール「今日から俺は!!」に続いてブレークしていく予感に満ちている。

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■勝利の方程式

日テレの同枠は、勝利の方程式を確立し始めたようだ。
15年春の「ワイルド・ヒーローズ」から始まったが、「デスノート」(15年夏)を除くと、しばらく視聴率一桁が続いた。中には6%台という低迷がいくつもあった。

一般的傾向としては、初回は高いが徐々に数字を下げ、最終回がシリーズ平均以下というパターンが多かった。
例えば「エンジェル・ハート」(15年秋)は、初回12.5%に対して平均が9.3%、最終回は7.8%とさえなかった。「火村英生の推理」(16年冬)・「レンタル救世主」(16年秋)・「フランケンシュタインの恋」(17年春)なども同じパターンだった。

ところが前クールの「今日から俺は!!」は一変した。
初回9.8%の後、しばらく9%前後で推移したが、ラス前10.8%・最終回12.6%と従来のパターンの真逆となった。巧みな演出の下でストーリーが展開する中、より多くの視聴者を獲得していった。
同枠が初めて形成した勝利の方程式と言えよう。

■両極端が同居するドラマ

主演の賀来賢人が伊藤健太郎と組んで暴れまくった「今日から俺は!!」は、理不尽な暴力と柔らかい純真が同局する物語だった。その両極端を、ギャグなど笑いにまぶして展開することで、次第に多くの視聴者の心を捉えて行った。

一方「3年A組」にはギャグも笑いもない。
担任の柊一颯を演ずる菅田将暉を初め、生徒役に永野芽郁・上白石萌歌・川栄李奈・今田美桜・福原遥・片寄涼太などフレッシュなキャスティングと、ミステリーやホラー要素で若年層の心をつかもうという作戦だ。

初回は、柊(菅田)が担任するA組の生徒を教室に閉じ込めるところから始まる。
爆弾などを使って外界から孤立させ、生徒たちに自殺したクラスメイト・景山澪奈(上白石萌歌)の自殺理由を考えさせる。しかも回答が不正解の場合は、一人ずつ殺していく設定だ。

水泳選手だった澪奈は、全国大会でドーピング疑惑をかけられ、以後クラスで無視されていた。
“見て見ぬふり”をしていたさくら(永野)は、「澪奈が自殺したのは私のせい」と答えた。ところが柊は、さくらの答えを「不正解」とし、宣告した通りに生徒をひとり殺してしまう。

これだけだと理不尽極まりない展開に見えるが、同ドラマにはもう一つの仕掛けがある。
身勝手で周囲に迎合しながら生きていく処世術を身に着けてしまいがちな風潮に対して、“本当にそんな生き方で良いのか?”と極めて道徳的な要素がまぶしてある。
担任役の菅田将暉の中に、悪と善という両極端が同居しているのである。

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