ソニー・ミュージックアーティスツ 声優オーディション「アニストテレスvol.7」特別賞はシブい低音ボイスを持つ16歳

『Anistoteles vol.7』特別賞・三浦 礼さん(C)Deview

 伊波杏樹、楠木ともりらを輩出したソニー・ミュージックアーティスツ声優オーディション『Anistoteles (アニストテレス)vol.7』が開催され、16歳の高校1年生・三浦 礼さんが特別賞に選ばれた。16歳にして、激シブの低音ボイスを持ち、驚くべき完成度のモノマネを持つ芸達者の三浦さん。未来が楽しみな大器に最速でインタビューを行った。

【写真】『Anistoteles vol.7』グランプリ・18歳の日原あゆみさん

 声優オーディション『アニストテレス』の、第7回となる今年は、初めてイベント公開形式の最終審査ではなく、じっくりと一人一人の魅力と個性を審査。歌唱審査、演技審査、自己PR、面接審査によって、グランプリを選出した。

■『Anistoteles (アニストテレス)vol.7』特別賞・三浦礼さんインタビュー

――とても魅力的な低音ボイスですね!

【三浦さん】小学4年生からだんだん低くなって、小学6年生のときには今のトーンになっていました。家で電話に出ると「お父様でいらっしゃいますか」って言われて、いつも対応に困ります(笑)。スーツを着ると、30代半ばに見られることもあります。でももう慣れましたし、逆にこれも個性かなって思っています。

――今回オーディションを受けたきっかけは?

【三浦さん】今回が初めて受けたオーディションなんです。高校の特別科目で声優の勉強をさせてもらっているんですが、担任の先生から「オーディション受けてみたら?」って言われまして。オーディションの検索をしていたら、『アニストテレス』を見つけて、そのまま応募したら、特別賞をいただきました。

――声優という職業を意識したのは?

【三浦さん】中学1年の時です。洋画が好きなんですが、吹き替え版の映画を観ているときに、ふと「そういえばこの声も声優さんがやってるんだよな…」って、思って調べ始めて。僕は大塚明夫さんが大好きなんですが、いろんな俳優の吹き替えのほかにも、アニメもたくさんやっていらしたので、こういう仕事もあるなって意識し始めました。そして、今の高校の体験入学に行ったときに、声優はアフレコだけじゃなくて、演技の仕事や、ナレーションとか、声を使ったいろんな仕事できるんだっていうことに気付かせてもらったんです。

ーー15歳で洋画から声優に興味を持つというのもシブいですね。

【三浦さん】外国映画の吹き替え以外にも、アニメも観ていました。今年50歳の父の影響で、『(機動警察)パトレイバー』とか『攻殻機動隊』とか『Gundam Evolve』とかのDVDがいっぱい揃っていて、ガッツリ観ていたので、ちょっとずつ趣味が渋くなっていましたね(笑)。

ーーモノマネが得意だということですが、レパートリーが凄い。山寺宏一さん、若松規夫さん、杉田智和さん、大塚明夫さん、大塚芳忠さん、櫻井孝宏さん…。大塚芳忠さんをリクエストしてもいいですか?

【三浦さん】《銀魂・阿伏兎のモノマネを披露》

――すごい完成度!(拍手)。どうやって身につけたんですか?

【三浦さん】若い声も出せるんですが、低い声を活かしていきたいなと思いまして。声優の勉強し始めたのは最近なんですが、以前から自分でも自主的に遊んでいました。洋画で自分の声が合いそうな俳優さんをみつけたら、字幕を見ながら吹き替えをしたり。それを習慣にしていたので、いまでも字幕版の映画を観ていると、口が動いて声が出そうになっちゃいます。

――オーディションの特技披露では「ニャンちゅうがバイクになる」ネタを披露したそうですが、年齢のそぐわない渋い声や、いろんな芸を磨こうと思ったのはどうして?

【三浦さん】学校の行事で在京の声優事務所を回ってお話を聞く機会があったんですが、「今、圧倒的に業界に老け役がいない」という話を聞いて。もしかしたらチャンスかも知れないと、自分はいろんな声を出せるから、そこを売り込んで行けるかもって思ったんです。今は声優さんがバーチャルユーチューバーをやったり、声優の在り方も多彩なので、僕もその波に乗っかって、新しい道を切り拓いていきたいなと思っているんです。アニメや吹き替え以外にも新しいことをやりながら、声優と言う道を邁進していきたいです。

――10代のうちから倍以上の年齢の役に挑むのは、人一倍の努力が必要かもしれません。

【三浦さん】年齢のギャップを補って、役作りをするために、入れなくてはいけない知識や人生経験もたくさんあると思います。こういう業界に入って、東京に出てきて、いろんなことを経験して、役を自分の中に創りこんで。少年の心というか、童心も残しつつ進んで行きたいです。僕はまだ理論的なことは全く分からずに、感覚で演じていて。演じているうちに台本の景色が自分の周りに出てくる感じが、すごく楽しいというところで。でも、まだまだ技術が足りないと思っています。

――地方在住だと東京とは情報やチャンスに格差がありますよね。

【三浦さん】地元に声優の勉強もできる学校があって、そこに毎日通っています。情報量も含めて、何もかも経験できることが限られている中で、自分流でやってきました。東京に出てきたのは、学校の行事とアニストテレスさんのオーディションだけ。まだ東京はあまり見ることが出来ていないんですが、デザインが好きなので。街並みとか、田舎にいたら見られない景色が見られて楽しいです。僕はまだ免許は取れないんですけど、バイクが大好きで。地元よりいろんなバイクが走ってるのを見られて、嬉しかったです。

――今後、こんな作品に出たいという夢はありますか?

【三浦さん】『ウォーキング・デッド』のダリルをやっているノーマン・リーダスさんの吹き替えをやってみたいと思いました。ああいう役で、どこまで自分が演技の幅を広げられるのか観てみたい。単純に役者さんが好きだというのもあるんですけど、声優に興味を持ったきっかけが洋画の吹き替えなので、僕も一人でも指名されるぐらいぴったりな方がいればなって思っています。

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