人間関係に悩んだら知ってほしい 心理学者が教えるタイプ別の「傾向」と「対策」

11/8(木) 11:00配信

林もも子先生

 親、パートナー、友人などとの人間関係の積み重ねで、対人関係の「型」(アタッチメント・スタイル)が作られていくとされる「アタッチメント理論」。

【チェックリスト】あなたの人間関係の「型」はどれ?

「アタッチメント理論」研究者で、青山心理臨床教育センターでカウンセリングも行っている立教大学現代心理学部の林もも子教授によれば、自分の「型」を自覚することが人間関係改善のヒントになると語ります。それぞれのアタッチメント・スタイルの人へのアドバイスや、周りの人間関係に悩む人を支えたい人へのアドバイスを伺いました。

前編はこちら

あなたはどのアタッチメントスタイルが当てはまる?(質問用紙)

――人間関係の「クセ」を自覚することが人間関係改善のヒントになるとおっしゃっていましたね。アタッチメント・スタイルごとに、本人はどんなことに注意すべきか、また、周囲の人はどう接すればいいかを教えてください。

林 人間関係に悩んでいる人は、その人にとって安心する人間関係を作る「妨げ」になっているものが何かに着目することが鍵になります。そして、その「妨げ」となっているものはアタッチメント・スタイルごとに異なります。具体的に見ていきましょう。

「とらわれ型」や、その周りの人へのアドバイス

林 「とらわれ型」の人にアドバイスしたいのは、極端に甘えてしまうところがあるので、人に頼るのを少し控えてみる。また、相手に拒絶されたときに「相手が悪い」とつい思いたくなってしまうところがあるかもしれませんが、立ち止まって自分の側にも原因があったんじゃないかと考えてみる。

 逆に、「とらわれ型」の人との関係に悩んでいる人は、はやい段階で「ここまでしか入っちゃ駄目よ」と境界線を伝えておく。また、「とらわれ型」の人は見捨てられる不安が強いので、いじけたり、怒っちゃったりした場合は「どうしたの? 嫌いになっちゃったわけじゃないよ」とこまめに言ってあげる。距離を取る場合も、いきなり関係を切るのではなく、徐々に距離を作るのが大事だと思います。

次ページは:「恐れ型」や、その周りの人へのアドバイス

1/4ページ

【関連記事】

  • あなたの人間関係の「型」はどれ? 人間関係をこじらせてしまう5つの傾向
  • どうしようもなく孤独な夜は――第3の居場所としての「スナックのススメ」
  • 「大人の発達障害」を疑ったら試したい20のチェックリスト
  • 「赤ちゃんはママがいい」発言の根っこにある安倍政権と「親学」の関係
  • 行き過ぎた「心配性」にご注意を “強迫性障害”との向き合い方とは?
タイプ別