松下奈緒が演じる“サバサバ姉ちゃん“「自分の守りたいものがはっきりしている女性」<まんぷく>

10/12(金) 5:00配信

松下奈緒、夫を支え、4人の子供を育てる母に!

連続テレビ小説「まんぷく」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)で、福子(安藤サクラ)の次姉・克子を演じる松下奈緒。「ゲゲゲの女房」(2010年、NHK総合ほか)でヒロインを務めてから、久しぶりの“朝ドラ”出演となる。

【写真を見る】咲の様子を見に病院を訪れる福子

これまで、母・鈴(松坂慶子)に鋭い突っ込みを浴びせるなど、三姉妹の中ではサバサバしていると話題の克子。売れない画家である夫の忠彦(要潤)を支えながら、4人の子どもを育てるなど、松下のおしとやかなイメージからは少し違った印象を受ける。そんな松下に役を演じてみての感想や現場での印象を聞いた。

――今回「まんぷく」に出演することが決まったときのお気持ちは?

「ゲゲゲの女房」(2010年、NHK総合ほか)から8年もたったのかと思うと感無量です。二度目のヒロインはないだろうとは思っていましたが(笑)、今回はヒロインの姉という形で出演することになりうれしく思います。

「まんぷく」のスタッフに、当時のチーフ演出さんやカメラマンさんがいらっしゃるので、思い出話をして盛り上がったりして懐かしいです! 8年もたっているのに当時のことを振り返って話が盛り上がる。それが“朝ドラ”なんでしょうね。いっしょに頑張って乗り越えてきた方たちとまたご一緒できてうれしいですし、「ただいま」という感じです。

■ 自分の足で人生を歩こうとする女性

――ご自身の役柄についての印象や、演じる上で楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点はありますか?

克子は、昭和初期の女性にしては“自分の気持ちのままに生きた女性”だと思います。家族のことは大切に思っていますが、どこか自由奔放で三姉妹の中では自分の気持ちを一番言葉にする女性です。

これまで長女っぽい役が多く、自分のことよりもいつも周囲のことを考えて、「ダメ」と言われたら「はい、分かりました」とすぐに身を引くタイプの女性を演じてきました。今回も、昭和らしい古風な役かと思っていたら、どうやら全然違うようです(笑)。

「ダメ」と言われたら「そんなこと言われても!」と突き返すような強さを持った、自分の足で人生を歩こうとする女性だと思います。おしとやかなところもあるのでしょうけれど、それ以上に、自分のやりたいこと、自分の守りたいものがはっきりしている女性ではないでしょうか。

■ 鈴とは似たもの母娘なのかも

克子は母親の鈴にも、三姉妹の中で一番口答えするし、一番突っ込みます(笑)。母がいろいろ勝手なことを言うので、みんな意見したいはずなのに、姉と妹が言わない分、「私が言わなきゃ」と、使命感や責任感のようなものを感じているのでしょう。なにより母は夫の忠彦さんを認めていないので、よくぶつかります。

それも娘を心配しての言葉ですし、それだけ愛情があるからだとは思いますが、母に「売れない画家と結婚して」と思われていようとも、克子は幸せなんです。克子は母の言葉にストレートに反応してしまいますが、そこが克子らしいところでもありますし、きっと似た者同士の母娘なのでしょうね。

忠彦さんは口数が多いタイプではないので、克子は妻としてその思いをしっかりくみ取っています。夫に「言わなくても分かるだろう」と認められていることも、克子にとってはうれしいのだろうと思います。

4人の子どももいて、仲の良い家族です。たとえ絵が売れなくても笑って跳ね返してしまいますし、ブレずに自分が好きなものを描き続けている忠彦さんの一番の理解者でいたいと克子は思っています。

香田家のセットも克子の服装も、「これって昭和?」と思うほど、洋風でハイカラです。光の当たるウッドデッキがあったり、調度品が欧風だったり、この時代に流行っている最先端に浸っていたいのでしょう。

きっと、人と違うものやことを好んでいるのかもしれません。衣装もいつも色がきれいで、かわいいスカートをはいていたり、モンペの柄もちょっとハイカラな柄だったりします。

■ 現場はもうマイホームのよう

――収録に参加されてみて、現場の印象は?

みんなが穏やかで温かく、時間に追われているはずなのに、いい意味でそれを感じない雰囲気です。そんな環境で、のほほんとした和やかなシーンが撮影できるのは気持ちの上でもありがたいですね。イライラしていたら、家族ではしゃいだりする雰囲気は撮れないと思いますし、現場の雰囲気に助けられていると感じます。

昭和の家屋のセットに入ると、やっぱり不思議と落ち着きます。そして、そこに、いつも顔を合わせる家族がいる。この雰囲気が安心材料のひとつかもしれません。暗いランプだけの照明に、畳に正座して話すということも、現代では珍しいことですよね。

子どもたちが笑っていて、福ちゃんやお母さんもいる。それが当たり前になって居心地がよくなってきています。もうマイホームという感じです。

安藤サクラちゃんは、すごく朗らかで面白くて、ずっと見ていたい感じです。福子としてのサクラちゃんは、楽しいときは本当に楽しく、泣くときは本気で泣く、といったようにどこまでがお芝居なのか分からないぐらいです。

もしかしたら「演じている」という感覚ではないのかもしれません。ヒロインとしてそんな境地に至るなんて、ある意味すごくうらやましいことですよね。本当にすてきだなと思います。物語が進んでいくと共に、家族としての関係がどんどん深まり、無理に会話をしようとしなくても家族らしく温かい関係性ができてきているのでうれしいです。

■ 関西ことばは言葉指導の先生からのお墨付き!

関西ことばの役は初めてで、ようやく機会をいただきました。ところが、普段から家では使っているはずなのに、意外に苦戦していました。最初は、ことば指導の先生から見本の音源をいただいていましたが、今では少しずつ慣れてきて、先生にもお墨付きをいただき音源を卒業しました。

一度、標準語でアドリブが出てしまったことがありましたが、すごく違和感があり、フッと現代に戻ってしまったような気がしました。このドラマの世界観には、関西ことばの持つ温かみも大きく影響しているのだと感じました。演じる上で苦労したのは関西のことばで言い放つとすごくキツく聞こえるときがあることです。

例えばお母さんに対する「また、そんなことゆうて」といったせりふは、スピードがあるとあまり愛がないように聞こえてしまいます。克子にはやはり前提として家族への愛というベースがあり、雰囲気を柔らかくするために声の強さやスピードなどいろいろと試してみました。

――放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

昭和を知る方も知らない方も楽しめる物語だと思います。この時代の人は日々を一生懸命生きていたのだと感じますし、視聴者の皆さんにも、毎日の活力や励みになってほしいなと思います。

忠彦と克子の夫婦は、当時の一般的な夫婦像とは違ってハイカラですが、子どもたちに囲まれてにぎやかな様子をほほえましく見ていただきたいです。「こういうことあるよね」「お母さんとこういう話するよね」という、日常会話のふとした言葉の言い回しに面白さを見つけてほしいなと思います。

■ 第11回(10月12日)のあらすじ

咲姉ちゃんの余命が僅かだと聞いて、悲しみにうちひしがれる福子、鈴、克子。咲の夫・真一は、咲に他の家族には言わないよう頼まれていたのだった。一方、ホテルでは福子の先輩、恵(橋本マナミ)が突然二人の男性から交際を迫られる。(ザテレビジョン)

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