ホンダのフラッグシップカー、5代目レジェンドはマイナーチェンジでどう変わったのか?

7/11(水) 11:50配信

ホンダファンにとって高級車であり続けているレジェンド ハイブリッド EX

ある意味、超ガッカリなモデルチェンジが行なわれた。それはレジェンド。そもそも1985年に生まれたホンダのフラッグシップで、ホンダが造ったトヨタ・クラウンみたいな存在だ。

【画像】一部改良されたホンダ レジェンド

まずは何も考えずにフロントマスクを見てほしい。今回は3年前に登場した5代目モデルのマイチェン。つまりテコ入れなのだが、ぶっちゃけ逆にカッコ悪くなっている。確かにより大胆に個性化してるし、デザインは人それぞれの主観ではあるが、今回導入した逆5角形の「ダイヤモンドペンタゴングリル」がなんとも奇抜すぎる。同時投入の走るヤツメウナギこと「ジュエルアイLEDヘッドライト」も形状を変更。ウインカーとスモールランプもライン発光タイプになっていて、なんともいえずにキモい。

リアコンビネーションランプも新たに流れる層状のタレ目タイプに変更。こちらもかなり個性的にはなったが、オザワの目には改悪としか思えない。

ボディは基本的に相変わらずだ。全長×全幅×全高は5030mm×1890mm×1480mmで狭い日本で乗るにはデカすぎるが、それ以上に独特の塊感がやっぱり疑問。

実はこのクラスのクラウンにしろ、メルセデス・ベンツEクラスにしろ、BMW5シリーズにしろ、すべてフロントエンジン・リアドライブのFRセダン。ロングノーズにショートデッキのエレガントフォルムを持っているが、新型レジェンドはエンジン縦置きとはいえフロントエンジン・フロントドライブのFFセダン。よってフロントオーバーハングが長く、どうしてもエレガントに見えづらい。

それをなんとか工夫し、塊感を出そうとしているが正直FRセダンを超えてない。それどころか乗ると見切りが非常に悪い。セクシーさを出すべく、フェンダー回りを無理やりマッチョにしているがゆえ、見切りや取り回しが悪くなっている。

さらに残念なのがインテリアと走りでこれまた個性を追いすぎだ。インパネは形状変わらずで、基本マテリアルが上質かつハデになっているだけ。エクステリアよりはインパクトは薄いが、そもそも独特の上に湾曲したダブル笑い目フォルムがいまひとつ流麗とは言い難い。

それどころか圧倒的に物足りない点があって、モニターが小さすぎる。上下2段式で上がナビ、下が操作画面でそこまではいいが、イマドキ8インチ程度は大衆ミニバンより小さい。

今や高級車は大衆車以上に自動運転や電動化でハイテク化しており、テスラ・モデルSなどはタテ型17インチ! ほとんど走るデスクトップパソコンであり、今やメルセデスにしろBMWにしろ基本ビッグモニター化に向かっていて、中国車ですらものすごい。この潮流に新型レジェンドはまったく追いついていない。

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