BLACK M!LK 猛暑より熱い初ワンマンにして5人でのラストライブ/レポート

撮影/笹森 健一

 
■BLACK M!LK/【RED SIGNAL BATTLE in 東阪 W BLACK】レポート
2018.06.30(SAT) at 東京・Zepp DiverCity
(※画像29点)

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何色にも染まっていないからこそ、変幻自在になれる男性グループ、M!LK。そのパラレルワールド的な存在で、真逆のキャラクター性を備えるBLACK M!LKが1stアルバム『THE LOCK』を6月13日にリリース。作品を提げた東阪ワンマンツアー『RED SICNAL BATTLE』を敢行したが、初ツアーは奇しくも5人体制でのラストライブという劇的なものとなった。

オープニングSEが流れる中、黒のジャケットとパンツでカッコよく決めた5人が登壇。HARUKIの卒業を知り、いてもたってもいられずに会場に詰めかけたみ!るきーず(M!ILKファンの愛称)たちは、早くも熱狂した。

「今この瞬間、溶け合って一つになろうぜ!」と、MIZUKIの男っぽい呼びかけでライブは開幕。ハードなビートが体を突き動かす「Don't look back」を熱く歌う HAYATOとMIZUKI。ビートに合わせて、DAICHI、JINTO、そしてHARUKIがキレのあるダンスで歌詞の世界観を体現した。

「お前ら、精一杯楽しもうぜ」とHAYATOはファンに熱い思いを伝えた。感傷に浸ることなく楽曲を懸命に届けようとパフォーマンスする5人だからこそ、「Don't look back ついてこい」という歌詞が、いつもとは少し違って響き、より胸に刺さるように感じた。

MIZUKIが吠え、ハードなロックチューン「MUKATSUKI」へ。不条理や不甲斐なさへの怒りを噛み付くようなボーカルで熱唱する2人に連動するように、ダンサー3人の表情もますますタフでワイルドに変貌。掛け合いのような歌が特徴の「HYBRID」では、硬質な力強さとワイルド感が魅力のMIZUKIの歌声と、包容力と伸びやかさで聴かせるHAYATOのボーカルのコントラストがより鮮やかに浮かび上がらせていた。

この曲の間には、ダンサー3人が短いソロダンスを披露。アクロバティックかつダイナミックな踊りからは、このライブへかける熱い思いがひしひしと伝わってきた。そんな5人の圧倒的な熱量を受け止めたみ!るきーずは、「Evrerybody Ho!」の呼びかけに声を大きくあげ、懸命に応じていた。

「盛り上がってるか、東京!」「あげていこうぜ」など、MIZUKIとHAYATOがこと何度もみ!るきーずとの連帯感を求めたことも印象深かった。誰一人として置いてけぼりにしたくない、させないという決意のようなものが短い言葉に隠されていたに違いない。

後半冒頭では、「Charge」前のインタールードで高い身体能力を生かしたDAICHIがバック宙を決めるなど、ダンサーがソロパートで個々のスキルを発揮。HARUKIも“かわいい”を完全に封印して躍動的に踊り、切れ味鋭いJINTOへのダンスへとつなげた。ダンサーの熱に負けじと、ボーカル2人もカラフルな光線が交錯する中、高揚感あふれるナンバーを高らかに歌い上げた。

かと思えば、大人っぽくセクシーな「More」では、ダンサーとボーカルが絡み合うような艶っぽいパフォーマンスでファンを悩殺。様々に表情を変えるライブに、「変幻自在」を謳う彼らの真髄はあるのかもしれない。

細かいビートに合わせた細やかでシアトリカルなダンス目を惹く「Bye Bye」のイントロが流れ、ライブももう佳境。歌の合間に「この会場のお前ら、サイコー!だよ」とMIZUKIが言い、み!るきーずたちは大歓喜の声をあげると、「イエェーって言う体力、残ってんじゃねえか」と愛あるツッコミを入れるHAYATO。

「全ての力を、俺らに注いでくれ!」と懇願するように、そして全員を鼓舞するようにHAYATOが号令をかけ、再び「MUKATSUKI」へ。MIZUKIのシャウトがトリガーとなり、第1部ライブで最も熱いパフォーマンスを披露。残された僅かな時間を味わい尽くすかのように、み!るきーずたちがペンライトを振る勢いも加速し、全員が一つに溶け合った。

この日の夜、M!LKとしてのスペシャルラストライブも行った5人。新しい夢を見つけて旅立つ決断をした山崎悠稀は、たくさんの愛を感謝するとともに「み!るきーずの皆さんがもっともっと4人を支えてあげてください」と思いを託した。その思いを受け継いで、4人はさらに強くなるだろう。そして、より様々な魅力を身につけて輝きを増すに違いない、そんな彼らの未来が透けて見えてくるライブだった。
(取材・文/橘川有子)

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