ドン・ファン事件もう一つの異変 高級デートクラブに登録希望殺到

愛人ビジネスに影響を与えている野崎氏(右)

 和歌山県田辺市の資産家で“紀州のドン・ファン”こと野崎幸助氏(享年77)が変死した事件で和歌山県警は20日、容疑者不詳の殺人容疑で野崎氏が経営する会社を再び家宅捜索した。一方、注目を浴びる事件では皮肉な現象が起きている。野崎氏が利用していた高級デートクラブに「登録したい」という女性が殺到。最近の愛人相場を大幅に超える1回数十万円といわれた野崎氏のお手当に目がくらみ「私も!」と熱望しているというのだ。

 急性覚醒剤中毒で死亡した野崎氏経営の酒類販売会社を和歌山県警が再び捜索したのは、覚醒剤摂取につながる物証がいまだ見つかっていないためとみられている。

 野崎氏が不審な死を遂げてから、まもなく1か月が経過する。事件について多くの報道がなされ、世間の注目が集まっているが、野崎氏が高級デートクラブに登録し、多くの女性と愛人関係にあったという情報が興味を持たれている。

 東京・青山のデートクラブ店長は「まさにドン・ファン効果だよ。77歳のおじいちゃんがデートクラブで愛人をつかまえて、お金をバンバンばらまいていると報じられたことで、お金目当ての女性の登録が爆発的に増えている」と明かす。

 都内には銀座、六本木、青山を中心に多くの店舗が店を構え、近年はその数が増加していた。

 銀座の有名店の経営者は「風俗と違って女性が集まりやすい。風俗・水商売・AVのスカウトが、風俗行きを嫌がる子にも『デートクラブなら登録するだけでいいから、取りあえずしてみなよ』と勧めることも多い」と話す。“ヤル”ことは同じなのに、女性の中で風俗嬢と愛人には果てしない距離があるようだ。

 野崎氏は一晩で30万円、場合によっては50万円ものお金を愛人に使ったといわれている。

「デートクラブは主婦、女子大生、OLなどの一般人と、グラドルやモデルなどの芸能関係に大枠で分けられます。昔のように『月々いくら』という形はなくなってきました。一度のデートの値段は店で決めてしまうと管理売春に問われるので、2人の間での交渉になりますが、一般人だと片手(5万円)。芸能関係だと両手(10万円)が相場。30万円? そんな金額を出す金持ちはめったにいませんよ」(同経営者)

 愛人の相場を大幅に超える値段を提示した野崎氏の逸話が報じられ、金に目がくらんだ女性が、同じ思いをしたいと愛人志願しているわけだ。

 先の経営者は「デートクラブは黙っていても女性の数が増えます。目的は100%お金。結婚目的で登録した女性を私は知りません。男性の登録数については微増、現状維持というところでしょうか」と話す。

 女性は登録だけなら誰でも可能だ。しかし、選ぶのは男性側からの一方通行。選ばれずに終わる女性も多い。

「若い、高身長、巨乳」。今も昔もこの3本柱が人気を決める絶対的な指標だ。

 野崎氏も20代前半の“ボンキュッボン”体形の女性を好んだ。

 女性らは野崎氏レベルの資産家に見初められることが最大の目的だ。

「大金持ちも中にはいますよ。地方在住で金を使う術もなく、使い道に困っているような男性がいるんです。そういう相手をゲットした女性は、都内の一等地にマンションを持てます。70~80代の男性でも、10~20代にしか興味がないのも普通のことです」(前同)

 だが、金のあるところには必ず悪いことを考えるやからがうろつくものだ。

「自分の女をデートクラブに登録させる男がいるんです。金持ちの愛人にさせた女から“お手当”をゴッソリと上納させます。また、資産家は必ず複数の愛人を持ちたがるので、愛人にさせた女に『他にも紹介したい女の子がいるんだ』と言わせて、これまた別の自分の息のかかった女を供給。そして上納金を延々と増やしていくんですよ」(犯罪事情通)

 紀州のドン・ファンのニュースに色めきたったのは愛人志望の女性たちだけではなく、関連する男たちも同様だ。前出の経営者は「自分の女を使って、資産家をカモにする悪者も増えることは間違いないでしょう」と指摘している。

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