山田裕貴、憧れの是枝組初参加に「今回の経験は宝物・・・だけどちょっと悔しい」と正直な思いを吐露

映画『万引き家族』大ヒット御礼舞台挨拶に登壇した山田裕貴(C)Deview

 俳優の山田裕貴が14日、都内で行われた映画『万引き家族』大ヒット御礼舞台挨拶に、リリー・フランキー、高良健吾、城桧吏、佐々木みゆ、是枝裕和監督とともに登壇。今回初めて是枝組に参加した山田は「憧れの是枝監督の作品に少しでも携われたことが幸せ」と喜びを噛み締めつつ、「パルムドール受賞を聞いてめちゃくちゃ嬉しかったですが、もう少しガッツリやらせていただきたかったなと、ちょっと悔しい思いもある」と正直な思いを明かした。

【写真】大ヒット御礼舞台挨拶に登壇した是枝監督とキャスト陣

 第71回カンヌ国際映画祭【コンペティション部門】にて最高賞・パルムドールを受賞し、329館334スクリーンにて全国公開された本作は、12日(火)に早くも10億円を突破し、14日(木)には来場者数が100万人を記録。

 この日の大ヒット舞台挨拶のイベントにもたくさんの観客が押し寄せ、是枝監督とキャストたちは、超満員の中、大きな拍手に包まれて登場。リリーは「この作品がパルムドールを獲ったことはあまり意外じゃないですが、大ヒットは意外でした。こっちのほうが想像できなかったことが起きて本当に嬉しい限りです」と語り、是枝監督も「こんなに大きく成長するとは思ってなかったので、嬉しいやら戸惑っているやら不思議な気持ちです。でも、本当にこのメンバーでできたことを嬉しく思っています」と明かす。

 今作が是枝組初参加となった高良と山田。高良は「自分が映画に興味を持ってからずっと憧れていた是枝監督の現場に、今回参加させていただけたことが本当に嬉しかった」と述べ、山田も「少ない撮影期間ではあったんですが、パルムドールを受賞したと聞いてめちゃくちゃ嬉しかったですし、何よりも是枝監督の作品に少しでも携われたことがすごく幸せ。今回の経験を宝物のように思っています」とコメント。

 また、パルムドール受賞の知らせを友人から聞いたという高良は「やっぱり自分が携わった作品というのもありますが、日本映画が歴史ある映画祭で、素晴らしい賞を獲ったことがとても嬉しかったです。あと、自分が参加できたことも嬉しかったのですが、どこか自分の中でちょっと悔しさもあって……」と明かすと、山田も「自分が関わらせていただいた作品が、世界に認められてとても嬉しかったです。ですが…高良さんと同じく僕もちょっと悔しくて。もうちょっとガッツリ是枝さんのもとでやらせてもらえたらなと」と本音を明かすと、リリーは「山田くんのシーンは編集でかなり切られてたんだよね」と振り返る。

 すると山田は、苦笑いする監督に対して「スパっていかれてるなって思いましたね(笑)。でも、そっちの方が表現としてより伝わりますし、切っていただいたことにむしろ愛を感じています!」とすかさずアピール。

 是枝組初参加の高良と山田のキャスティングの経緯について、是枝監督は「高良さんは共通の友人である井浦新くん経由で、11年くらい前にお会いして。そこから印象は変わってないのですが、まっすぐなところが好きで、大きなスクリーンが似合う役者だなと思っているので、今回ご一緒できて良かった」と明かし、「山田さんは、僕の周りにいる信頼しているスタッフのみんなが『山田くん、すごく良いので、ぜひ使ってください』と。そんな話を何度も聞いていたので、ぜひ会ってみようと。作品や役に真摯に向き合う姿勢みたいなものがどんな役でも感じられて、なるほどなと思った」とコメント。さらに「今回はたくさんカットしてしまったけど(苦笑)、これをご縁にまた機会があれば、ぜひご一緒できたらと思っています」と胸の内を明かした。

 高良との共演シーンがあった城と佐々木。撮影時を振り返り、城が「優しかったです。キャップを使ったマジックを教えてくれて、それができるようになったら褒めてくれました」と笑顔で語る。一方の佐々木は「こわい、こわい幽霊みたいでした」と独特の表現で高良の印象を語り、「どういうことかな?(笑)」と、高良を困惑させていた。また、佐々木が演じるゆりの実の父親役を演じた山田は、子役二人に対して「この二人が本当に素晴らしかった。どうやって頑張ったらこんなに輝けるんだろうって思ってしまうくらい、素晴らしくて。リスペクトです!」と大絶賛。

 この日のイベントでは、もうすぐ父の日ということで、子役の二人から父親役を演じたリリーに対して、サプライズのプレゼントを用意。城は手紙でリリーへの感謝の気持ちを伝え、佐々木は"家族”を描いた絵を贈呈。心のこもった二人からのプレゼントに、リリーも笑顔を見せていた。

 最後に高良は「僕はこの映画を観て、どんな人生でも受け入れてくれる人が一人でもいてくれたら生きていけるのではないかなと。本当にいい映画ができたと思います。こうやって多くの皆さんにこの映画を観ていただけることが本当に嬉しいです」と吐露。山田も「この映画を通じて、ますます映画というものが好きになりましたし、もっと頑張らないとなと思いました」と決意を新たにし、「大事なのは血の繋がりではなく心の繋がりだとすごく感じました。そういうものを大事にしながら、家族や友人、仕事をご一緒する方々と、心の繋がりで歩んでいきたい」とコメント。

 リリーは「こうやってたくさんの方に足を運んでいただき、観ていただけることが何よりのご褒美というか、こんなに嬉しいことはない。今日はありがとうございました」と感謝を伝えつつ、城に対して「締めの挨拶は祥太(城の役名)がやりたいと言っていたので」と、台本にはないまさかのムチャ振り。突然のことに困惑した表情をみせつつ、城はリリーに耳打ちされながら「宴もたけなわプリンスホテルではございますが(笑)。人生には大切な袋が三つあります。一つ目が池袋です。二つ目は沼袋です。三つ目は東池袋です。映画を楽しんでください(笑)」と語り、会場は大爆笑。終始アットホームな雰囲気に包まれた、感動あり笑いありのイベントとなった。

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