「万引き家族」大ヒットが女優バトルに大きな影響 安藤サクラ「花の85年世代」で抜け出す

大女優出世レースでリードする安藤サクラ

 先月、フランスで行われた「第71回カンヌ国際映画祭」で、日本作品としては21年ぶりに最高賞「パルムドール」に輝いた是枝裕和監督(56)の「万引き家族」が8日の公開から3日間で興行収入5億7800万円を記録。初登場1位を獲得した。このヒットが、同学年のトップ4人で繰り広げられてきた“女優バトル”にも大きな影響を与えるとみられている。

 是枝監督にとってこれまでの最大のヒット作は、福山雅治主演で2013年に公開された「そして父になる」で、興収は約32億円を記録した。だが「万引き家族」はそれをしのぐ好スタート。2、3日の先行上映も含めた興収は7億7000万円に達し、映画関係者は「40億近くまで見込めるのでは」と予想する。

 以前から是枝監督を高く評価していたビートたけし本紙客員編集長は、パルムドール受賞を聞いて「是枝さんみたいな監督は日本映画に必要だから、映画ヒットしねえかなー」と話していたが、それが現実のものとなりそうだ。また「万引き家族」のヒットにより“女優バトル”にも大きな変化が見られそうだ。

 同作で主演を務める安藤サクラ(32)は、蒼井優(32)、満島ひかり(32)、宮崎あおい(32)と同学年で「花の85年世代」といわれてきた。だが、前出の映画関係者は「カンヌでも絶賛された安藤は“花の85年世代”で一歩抜け出した感が強い」と指摘する。カンヌで審査委員長を務めたのが、米アカデミー賞で主演女優賞に輝いたこともあるオスカー女優のケイト・ブランシェット(49)だ。彼女がカンヌで是枝監督と会話した際、安藤が見せた「泣きの演技」を大絶賛したという。

 ブランシェットは是枝監督に「サクラ・アンドウの泣きの演技は素晴らしかった。これから私の泣く演技は、サクラからインスピレーションを受けたものだと思ってください」と伝えた。安藤にとってはこれ以上ないほどの賛辞だろう。

「この言葉で、安藤の価値がグ~ンと跳ね上がった。もちろん日本ではすでに高い評価を得ているが、今後は海外からオファーが殺到するのは間違いない。エキゾチックな顔立ちは海外向きだからね」(同)

 安藤は10月スタートのNHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」でヒロインを演じることも決まっている。

「昨年6月に長女を出産した安藤は、ママさん女優として史上初の朝ドラヒロイン。海外の評価に加えて、朝ドラでお茶の間の人気も得るとなれば『名実ともに日本を代表する女優になった』と言っても過言ではないだろう」(配給会社関係者)
 これまで同学年のライバルでは蒼井と満島がトップを争ってきた。

「蒼井は昨年公開の『彼女がその名を知らない鳥たち』で見せた“魔性系”の演技が絶賛された。満島は09年に公開された園子温監督の『愛のむきだし』で認められて以来“演技派”として高い評価を得ていた。でも2人とも世界的な評価は得ていない。カンヌで絶賛された安藤が一気に追い抜いた格好」(同)

 もう1人の宮崎は先日、夫であるV6の岡田准一(37)との間にできた第1子妊娠を発表したばかり。一部では引退説まで報じられている。安藤が頭一つ抜け出した格好だが、他3人の巻き返しにも期待したいところだ。

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