さくらしめじが4周年記念ライブ ロックでハードな二人が夢はたまアリと宣言

撮影/埼玉泰史

さくらしめじが、6月14日(木)東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて、結成記念日を祝うライブイベント『しめたん -さくらしめじが生まれた日- イヤイヤ期突入!?編』を行った。

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今年で結成4周年を迎えるさくらしめじ。ライブ発表時にお披露目されたサングラスをかけたロゴ、イヤイヤ期っていったい何? と期待が高まっていた。

SEが流れる暗いステージにさくらしめじの高田彪我と田中雅功が登場するとキャーという歓声が沸く。しかし、いつもとちょっと違う様子に客席がざわつく中、二人はステージ両サイドに用意されたお立ち台へ。ドラムのカウントから、雅功の激しいストロークへ。4月にリリースされたアルバム『ハルシメジ』に収録されている“プチ反抗期ナンバー”「でぃすとーしょん」の幕開けに、会場は大きな盛り上がりを見せた。

「今日はぶっ壊れるまで暴れようぜ~!」という雅功が客席に声をかけたかと思うと、彪我がステージ前の柵に足をかけるなど、いつもと違う二人の姿を見せてくれた。2曲目の「菌カツ!」のオープニングでは、かけていたサングラスを客席に投げるパフォーマンスで盛り上げた。楽しい掛け合いの中にも、男っぽい表情が印象的だ。

「ついにこの日がやってきたぜ! さくらしめじの生まれた日、しめたんだ!」と雅功。 続けて「お前ら、元気かー! いいじゃねぇかよ、サイコーだよ」と彪我が言うと客席から笑いが起こる。「いやいや、今日はこんな感じでライブをやっていくぞ。……こんな感じだぞ(笑)」と雅功。「ちなみに、今日初めてさくらしめじのライブに来たって人は? けっこういるね。“思ってたのとちょっと違う”? いつもとはたしかにちょっと違うんだ」と言う。たしかに、雅功は丸鋲のついたロックTにダボパン、耳にはイヤーカフがついている。彪我は、手に鋲打ちのリストバンド、ハードクラッシュのデニムにウォレットチェーンという出で立ち。しかし、ソールドアウトになったことに対して「今日はこんなに集まってくれてありがとな!」という彪我の確実に無理をしているロック口調でのMCに会場は大爆笑になっていた。

「今日は、はしゃぎに来たんだよな! 暴れに来たんだよな! もっと盛り上がれるよな?」と会場を煽って、「いーでぃーえむ」へ。いつもはライブのアクセントになっているロックナンバーが、 この日のサブタイトルである「イヤイヤ期」に合わせてメインへと昇格。彼らのロックな一面を垣間見ることになった。緑の照明に青のレーザーが会場を照らす、ふたりのギターの掛け合いに熱くなったところで、「もっとお前らの声聞かせてみろ」と「スタートダッシュ」へ続く。1日のはじまりを歌った元気な曲も今日は、違った雰囲気に感じる。

「みんなイライラすることあるよな」というトークテーマで、二人が親から言われてイライラしたことを暴露。「みんなもたまってることがあると思うから、この曲で声出して、体を動かしてすっきりしようぜ」と「ねこの16ビート」を披露。おなじみの「猫の手ダンス」もいつもよりも激しく、「揺れろ~、渋谷!」という雅功の掛け声に応えるように客席からは大きく手が挙げられていた。 「ふうせんはなび」では、彪我のいつもと同じまっすぐに歌を伝えようとする姿勢とロックを聴いて育った雅功ならではのエモーショナルな動きが会場を熱く盛り上げていた。

このMCブロックでは、さくらしめじ主催のライブハウスツアー『菌育』でおなじみの「即興3ワード」へと突入。これは観客から集めた3つの言葉を使って彪我がオリジナルソングをその場で歌うというものなのだが、この日は即興作詞を雅功が担当。「イライラすること縛り」で客席からあがった「部屋を片付けろ」「宿題やれ」「嫉妬しちゃう」という3つのワードから、“才能があるあいつ、俺は何も持ってない、そんなあいつは部屋も片付けてるし、宿題もしてる。そんなあいつに嫉妬しちゃう」という「あいつのこと」という曲が出来上がった。雅功いわく、「才能ある人には嫉妬しがちだけど、そういう人って宿題もちゃんとやるし、部屋も片付けたりしてるもんなんだよね。だからさ、嫉妬する前に自分もやることちゃんとやっとこう」という歌なのだそうだ。彪我からも「いいこと言うね」と太鼓判をもらう1曲になった。

そして、この日のサプライズとして、「恋音と雨空」(AAAカバー)を披露。なんとも透明感のある歌声が初々しさを感じさせる1曲に続けて「朝が来る前に」を披露した。

すると彪我が「もうすぐライブも終わり。年に1回の“しめたん”。もっと素直になろうよ」と提案。「ちょっとオラオラし過ぎたってこと?」と雅功。「せーので、オフろう」ということで、ふぅ~と息を吐くといつもの二人へ。この1年でいろんなことがあったねと振り返り、「あれもこれもみんなのおかげだ」と感謝を伝え、デビューシングルである「いくじなし」を披露。彪我の首にかけられたタンバリン(2代目)を叩きながら、客席からも大きな歌声が響き渡った。すると、「イヤイヤ期が、これで終われるか~」という彪我の叫びから、再び雅功の激しいストロークが鳴り響き2度目の「でぃすとーしょん」がスタート。オープニングよりも激しさは増し、残った力を絞り出すように会場は熱く応えていた。

アンコールの声に呼び戻されたさくらしめじは、Tシャツに着替え、「アクセサリーははずしてきたよー」とさっぱりとした表情でマイクへと向かった。「今日のライブのタイトルは自分たちで考えました」と彪我。「イヤイヤ期っていうのは、2~3歳ぐらいにやってくる、お風呂イヤー、寝るのイヤーっていう、第一次反抗期のことを言うらしいです。 反抗期ってあまりいいイメージじゃないと思いがちだけど、自分の思ってることを相手に伝えようとする。それまでの自分の殻を破ろうとすることなんじゃないかと思うので、いいことでもあると思う」と続けた。「先生、親、恋人とぶつかりあって、深い絆を作ってほしい。そして、言い過ぎたなと思ったら、この言葉を言ってください」と伝えたあと、二人で「ごめーん」と声をそろえて、「あやまリズム」を披露。

MCでみんなへの感謝の気持ちを伝えているとサプライズの音楽が流れ、象のお面をかぶったスタッフが登場。「HAPPY BIRTHDAY」と書かれたカードには、なんと「さくらしめじYoutube開設」の報告! 「俺たちYoutuberってこと?」と二人は大喜び。それを受けて、「4周年を迎えられたのは、みんなのおかげだ」と感謝を告げる雅功。「チャンネルを通じて映像や声を伝えるし、まだまだたくさんの場所に行って僕らの歌を伝えます。この曲をみんな歌い続けられたと思っています」と「みちくさこうしんきょく」をラストナンバーとして届けた。

最後には、「もっともっと大きくなって夢のさいたまスーパーアリーナに立ちたいと思う」と改めて夢の舞台を口にした雅功。そして、彪我は「5年目、10年目、100年目もがんばっていきます」と宣言して“イヤイヤ期”は終了した。

今日、披露されたAAAのカバー曲「恋音と雨空」は、7月7日より音楽ストリーミングサービス「AWA」にて独占配信が決定。そして、「全国どこへでも行きます!学園祭ツアー」のオファーも6月末まで受付中。また、7月には『菌育 in the 家(はうす)ファイナル! 真夏の星空ピクニック』として、さくらしめじ史上もっとも大きな会場となる東京・日比谷野外大音楽堂で公演が行われる。

≪ライブ情報≫
【ライブハウスツアー「菌育 in the 家(はうす)」】
2018年6月16日(土)大阪・梅田 CLUB QUATTRO

【さくらしめじライブハウスツアーファイナル 『真夏の星空ピクニック』in 日比谷野外大音楽堂】
2018年7月28日(土)東京・日比谷野外大音楽堂

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