東宝シンデレラ・福本莉子『魔女の宅急便』主演 「自分らしいキキを」

福本莉子、ミュージカル『魔女の宅急便』インタビュー

 第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを獲得した福本莉子が、ミュージカル『魔女の宅急便』で初主演を務める。映画『のみとり侍』や『センセイ君主』への出演を経て「最初の頃に比べて、お芝居するときに恥じらいがちょっとは薄れてきました」と白い歯を見せる福本に、本作の上演に向けた意気込みや、仕事との向き合い方、芸能活動を始めての変化について話を聞いた。

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 角野栄子の同名小説を基にする本作は、魔女の少女・キキ(福本)と、発明好きな少年・トンボ(大西流星/関西ジャニーズJr.)、パン屋の女店主・おソノさん(白羽ゆり)らが織りなす人間模様を描く。『魔女宅』との出会いはアニメ版という福本は、「キキちゃんになれるのはすごく光栄です」と笑顔。続けて「キキちゃんとトンボ君との距離感とか、映像もきれいで、どの世代も好きな作品ですよね。私自身もすごく好きです」とアニメ版への思い入れを明かす。

 小説を基にするミュージカル版は、アニメ版よりもキキとトンボの淡い恋模様を丁寧に描くとのこと。昨年の公演で上白石萌歌がキキ役を務めたことに触れ「自分らしいキキを演じていけたら」と意気込みを明かす福本は「話すように歌うのはいつもと違いますね。普段は裏声で歌うことも多かったんですけど、話すように歌うとなると、地声の方がニュアンスなども出るので…。高い音まで地声で出すのがすごく難しいです」とコメント。それでも、「一発で高い音が地声で出せるように、練習をすごく頑張っています」と話す表情は明るい。

 「13歳で独り立ちして、知らない街でお仕事をして働いているのが、すごくたくましくてかっこいい」とキキの魅力を語る福本。デビューから約1年半を迎えた今「一つ一つのお仕事において真剣に。役のことなども考えて向き合うことを大切にしています」という彼女は、「最初の頃に比べて、お芝居するときに恥じらいがちょっとは薄れてきました」と成長を実感しているようだが、「…でも、まだまだです」と気を引き締める。現場を共にした大先輩の水野真紀や斉藤由貴から助言された「焦らないこと」を意識しているそうで、将来的な目標を聞くと「いろいろなドラマとか映画にたくさん出演して、映画祭などで賞をもらえるような女優さんになりたいなと思います」と答えてくれた。

 東宝シンデレラのグランプリ獲得後の周囲の反響を聞くと「視線をよく感じるようになりました」と笑う福本は、現在高校3年生で、学業との両立にも奮闘中だ。「空き時間とかに英単語などを見るのが理想なんですけど、なかなか実現できないです。小テストなども沢山ありますね」と高校生らしい悩みを明かすが、彼女は受験に向けて努力しているクラスメートたちから力をもらっているという。「自分が東京に来ている時、みんなは塾に行って勉強しているので、『自分もちゃんとやらなきゃ』という思いになります。学校でも、机の上に単語帳がちらっと見えたりして、それにはたくさんの付箋が貼ってあって…。『みんな頑張っているんだな』と強く感じますね。すごく刺激になります」。

 これまでに長澤まさみや浜辺美波を輩出してきた「東宝シンデレラ」出身の彼女は、今後どんな作品に出演し、どんな個性を確立して、観客を魅了するのだろうか。カメラを向けると「まだ慣れないです」とはにかむ若手女優の“これから”が楽しみだ。(取材・文・写真:岸豊/スタイリスト:武久真理江/ヘアメイク:くどうあき)

 ミュージカル『魔女の宅急便』は、6月15日~24日まで、東京・新国立劇場 中劇場にて、7月4日~5日にメルパルクホール大阪にて上演。

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