杉咲花「花晴れ」視聴率続落は作り手と視聴者の“乖離”?

ヒロインはどんな選択をするのか(C)日刊ゲンダイ

 6月に入り、春ドラマもラストスパート。2005年に大ヒットした「花より男子」の10年後を描いた続編、杉咲花(20)主演の「花のち晴れ~花男Next Season~」(TBS=火曜22時)が苦戦している。

 第4話から毎回視聴率を下げ、5月29日放送の第7話で7・5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。“合格点”とはほど遠い。

「数字についてはたぶんTBSも織り込み済み。実際には『花のち晴れ』が女子中高生の間で一番見られているドラマのはずです」と、テレビ誌編集者はこう続ける。

「女子中高生は部活や定期テストで忙しい。なかなかオンタイムでは見られないので、視聴率には反映されにくい。電車の中で『中間(試験)が終わったからやっと“花晴れ”見れる~』なんて会話も耳にしますからね。最終回が通常より少し早い6月12日なのも、期末試験と重ならないから、彼女たちにしてみれば『ラッキー』でしょう」

 とはいえ、井上真央(31)、嵐・松本潤(34)らが出演した「花男」の半分以下の数字というのは、いかにも物足りない。テレビコラムニストの亀井徳明氏はこう言う。

「完璧すぎないヒロインがどのイケメンを選択するか、どうやって問題をクリアするか……視聴者の女子中高生はヒロインを応援したり反発したりしながら見る。その基本は『花男』も『花晴れ』も同じですが、『花晴れ』は、ヒロインをめぐるライバルの“天馬くん”(中川悟志)が、すべてにおいて“神楽木”(平野紫耀)を圧倒しすぎています。応援の対象がヒロインというより、“ヘタレだけどまっすぐな神楽木”になってしまい、視聴者の思い入れが分散してしまいがちです」

 その平野紫耀(21)は、ジャニーズ事務所が売り出し中の「King&Prince」のメンバーだ。

「『花晴れ』は、平野を視聴者に応援させたいという意図がミエミエで、平野が熱演すればするほど、ヒロインに対する共感が薄れてしまう。最初はヒロインを応援して見ていたはずが、むしろヒロインの煮え切らなさにいら立つようになってしまうんです。『花男』の時のヒロインの相手役は、当時SMAPの後を継ぐ存在だった嵐の松本潤です。『King&Princeを嵐の後継にしたい』という制作サイドの“大人の思惑”と、女子中高生との“乖離”が数字に出てしまっているのではないでしょうか」(亀井徳明氏)

 残すところ5日の第8話と来週の第9話のみ。最終的にヒロインはどんな選択をするのか。大人の思惑以上に、女子中高生はシビアに見ていそうだ。

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