黒のカリスマから赤のカリスマに笑顔注入 ももいろクローバーZが10周年で見つけたTeam Diamond Fourの絆と覚悟

 百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れにによる4人組アイドルグループ・ももいろクローバーZが23日、結成10周年を記念した自身初の東京ドーム単独公演「The Diamond Four~in 桃響導夢~ TD4の覚悟」の最終公演を行った。

【写真】ももいろクローバーZ 10周年記念ライブの模様。

 ステージの後方の巨大スクリーンには、4人のメンバーカラーのダイヤモンドで形作られたクローバー型のロゴが大写しになっている。これが10周年のその先に進んでいくうえで、新たに掲げる旗印。初の東京ドームは、その覚悟を全編にわたって示す公演となった。

 オープニングナンバーとして披露された「Z伝説~ファンファーレは止まらない」は、10周年を踏まえ新シリーズに突入。復興支援への想いは根底に流れたまま、さらに「世界に笑顔を」という「本当の使命」に気付き再び立ち上がる4人の戦士の終わりなき戦いを、高らかに謳いあげるファンファーレとなっていた。

 ライブ中盤、佐々木が一人でスポットライトの中に登場。そこで気が付いた「モノノフ」たちのテンションが一気に上がる。佐々木がメインボーカルとなり「ゴリラパンチ」を披露したのだ。今年1月に卒業した有安杏果がメインボーカルの楽曲だったため、封印されるのでは?と思われていた楽曲。様々な想いを飲み込んで、異常な熱狂と興奮を生み出していた。

 そして「ゴリラパンチ」のエンディング、暗転の中で、おなじみのテーマ曲に乗ってプロレスラーの蝶野正洋が、一時代を築いたヒールユニット「チーム2000」を引き連れて乱入。「今日は確認に来た。『世界に笑顔を』。お前らにそんなことできるのか」と問い詰める蝶野。サプライズに本気でおびえながらも「…はい…」と答える4人。続けて蝶野は「決意がどれだけのもんか確認したい。代表者を決めろ」と詰め寄る。

 お約束のダチョウ倶楽部形式で「どーぞ、どーぞ」と譲られたリーダーの百田が、硬直しながら歩み出ると、蝶野は「年に1回しかやらないことを、今日ここでやろうと思っている」と年末の例の番組の『闘魂ビンタ』を宣言。目をつぶって覚悟を決めた百田。ももクロならビンタが炸裂してもおかしくない状況だったが、蝶野は百田の頭を優しくナデナデし「頑張って。応援してるから」と笑顔。そしてチーム2000の面々がチーム2000のTシャツの下に来ていたのは、「Team Diamond Four」のTシャツだったという幸せなオチが待っていた。

 いつもの茶番劇を装っていたが、『黒のカリスマ』までを笑顔にする百田とももクロ、『世界に笑顔を』という使命に向けた覚悟、そして「Team Diamond Four」とは、ももクロの4人のことだけではなく、ももクロを応援し、ともに笑顔を広げるために戦うすべての人のことを指すのだということを、改めて印象付けるシーンだった。発表の定番『愛のメモリー』を歌う松崎しげるも、「こんな素敵な景色の見える場所に連れて来てくれてありがとう」と感謝した加藤いづみをはじめとする「ダウンタウンももクロバンド」のメンバー、そして全力でペンライトを振り続けるモノノフ達。すべてが「Team Diamond Four」の一員であり。この日はその覚悟を確かめる日だったのだ。

 開演前のあいさつで高城は「ももクロもついに10周年、でもな、そんなのな、ただの通過点なんだよ。これからの長い長~いももクロの歴史を見れば、まだ10分の1にも達してねえんだぞ! 私はな、このももクロを何世代にもわたって応援してもらえるような、子供たちや、その次の子供たちに笑顔を届けられるような、そんなグループにしたいんだ。それが私たちとお前らのTeam Diamond Four。これからの目指す道なんだ。だから記念すべき第一歩、今日のライブをみんなで最高のものに仕上げていくぞ。いいか、わかったか」と語っていた。100年続くももクロ。葛藤の末に見つけたTeam Diamond Fourとしての覚悟があれば、高城の夢も叶えられるような気がした。

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