宇崎竜童・Zeebraら、高額転売規制を議員に訴える 石破氏はGW明け目標と説明

 歌手の宇崎竜童、ヒップホップアーティストのZeebraらが16日、東京・衆議院第1議員会館で行われた『高額チケット転売に反対するアーティスト・アスリートの要望を聞く会』に出席。元値の100倍以上で取り引きされることもある現状を国会議員に訴えた。

【写真】藤井フミヤ、きゃりーらもコメント発表

 同会には「ライブ・エンタテインメント議員連盟」の石破茂会長、文化芸術振興議員連盟の河村建夫会長、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会推進議員連盟の遠藤利明幹事長らが参加。コンサートプロモーターズ協会、日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、コンピュータ・チケッティング協議会連名の要望書で「チケットの高額転売問題に関して、不正な転売を防止する法的な規制を儲けていただくことを強く要望します」とした。

 宇崎は「デビューして45年になります。僕らがデビューした1970年、80年代はレコードもたくさん売れていました。しかし、これからのアーティストの軸足はCDセールスからコンサート・ライブの収益へと移ってしまいました」と現状を説明。続けて「チケット高額転売の問題はアーティストのクリエイティブサイクルを壊してしまうまでに深刻化している。働き方改革もカジノ法案も社会生活に影響を与える大事なことですが、日々の暮らしの中で音楽や演劇などのエンターテインメントの癒やしや活力は欠かすことができない。これからデビューする、たった今デビューしたアーティストのためにも、どうかよろしくお願いいたします」と陳情した。

 夏木マリは「あるアーティストのコンサートでチケットが取れないのに、前の席があいていた。すごく嫌な雰囲気だった」と体験を語った。また「チケットの価格を決める仕事もございます。値段っていうのは、いかにオーディエンスのみなさまに安価でいいエンターテインメントを提供するかを考えている。考えた末の価格が思いもかけない数字になって表に出ている。作り手は利益が正当に分配されなければならない」と訴えた。

 May J.も「私のライブのチケットも高額で転売されていた。最前列の真ん中の方に空席があったことも何度かあった。歌い手としては気持ちがよくない」と高額転売に不快感を示した。そして「良い席が取れない事実がファンのみなさまと私たちの関係を悪くさせるんじゃないか」と影響はライブだけに留まらないとした。

 また、Zeebraは「音楽業界は今は完全にライブを中心とした活動で生計を立てている。チケット代だけでなく、グッズを買っていただくことで、やっとライブが回ることもある。それが8000円のチケットでなく、8万円のチケットになったら、Tシャツやタオルを買うこともできなくなる。グッズが販売できなくて、全体的に赤字になることも多々ある」とチケットが高額で転売されることによる余波を口にしていた。

 超党派の議員が今国会での法案成立に前向きなのを確認すると宇崎は「僕らは本来、こういう場所に来てお願いをするセンスがない者たち。音楽バカであり、芝居バカであり、ダンスバカ。解決してくださるのは、みなさまと思っている。よろしくお願いします」と話した。

 会の終了後、取材に応じた石破氏は今国会が6月20日までということを踏まえ「いつまでも(時間が)あるわけではない。限られた期間。保護法益は何なのかをきちんと押さえて、きちんと法律を作っていかないといけない」と説明。「五輪・パラももう販売が始まる。(成立は)一日でも早い方がいい。何物にも優先してとは言いませんが時限があるものと、各党のご理解を得て委員長提案としてお力をいただきたい。連休が終わったら5月の半ばになる。連休までに事務的なことを詰めて、終わったら一気に行きたい」と具体的なスケジュールを口にした。そして「お金がなくて行けないというのをないようにしたい」と力を込めた。

 そのほか藤井フミヤ、サンプラザ中野くん、きゃりーぱみゅぱみゅ、村上てつや(ゴスペラーズ)、及川光博、織田信長、カンニング竹山はビデオコメントで参加した。 </span>

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石破