永瀬正敏、文部科学大臣賞で母号泣 菅田将暉のやさしさに感謝「いい人だなー」

 俳優の永瀬正敏が、芸術各分野において優れた業績を挙げた人物に贈られる『平成29年度(第68回)芸術選奨文部科学大臣賞』の映画部門で大臣賞を受賞し、13日に都内で行われた贈呈式に出席した。視力を失いゆく天才カメラマンを演じた映画『光』をはじめとした演技が評価されての受賞に、スピーチでは同作のメガホンを取った河瀬直美監督をはじめとしたスタッフ、キャストたちへの感謝の思いを伝えた。

【写真】映画部門で新人賞を受賞した菅田将暉

 永瀬は「作品は僕たちが作っただけでは完成しません。その作品を見ていただいて、聞いていただいて、思いを託していただいて、初めて完成すると思っています。まず、観客のみなさん、応援してくださったみなさんに感謝したいと思います」とコメント。「河瀬直美監督、ジム・ジャームッシュ監督、今までお会いしたたくさんの監督の方々、共演者のみなさん、みなさんがいらっしゃって、今僕がここに立たせていただいていると思っています。心から感謝いたします」と言葉に力を込めた。

 同部門の新人賞を受賞した菅田将暉は、贈呈式後の囲み取材で永瀬のスピーチに触れ「大先輩の話を聞いて、グッときました」と感動。その直後に取材に応じた永瀬は、報道陣から菅田の思いを伝えられると「いやーそうですか。いい人だなー菅田くん」と満面の笑み。「さっき目配せしたのが初めてだと思うんですよね。もうちょっとお話できる機会があればと思ったんですけど…今度、現場でお会いできるといいですね。今の若い役者さんたちは、枠から飛び出ることを恐れない。スゴくのびのびしていて、うらやましい」と声を弾ませた。

 今回の受賞をうけ、実家にも連絡を入れたそうだが「田舎にいるおふくろが『良かったね』って言って、ずっと泣いていました。これまでずっと不義理ばかりしてきたので、やっと親孝行ができたという思いでうれしかったです」としみじみ。「おふくろの声と泣き声を聞いて『あぁー良かったな』という気持ちがしました。ずっと泣いていて『じゃあ、また』っていう感じで…ちょっと恥ずかしいですね」と照れ笑いを浮かべていた。

■平成29年度(第68回)芸術選奨受賞者一覧
【演劇】
杉市和(能楽師)/「檜垣」ほかの成果
宮城聰(演出家)/「アンティゴネ」ほかの成果

【映画】
黒沢清(映画監督)/「散歩する侵略者」の成果
永瀬正敏(俳優)/「光」ほかの演技

【音楽】
近藤譲(作曲家)/「近藤譲 七十歳の径路」ほかの成果
善養寺惠介(尺八演奏家)/「善養寺惠介 尺八演奏会」ほかの成果

【舞踊】
佐藤利穂子(ダンサー)/「トリスタンとイゾルデ」ほかの成果
西川箕乃助(日本舞踊家)/「ちょんがれ一休」ほかの成果

【文学】
金井美恵子(小説家、詩人)/「カストロの尻」の成果
松家仁之(小説家、編集者)/「光の犬」の成果

【美術】
杉戸洋(美術家)/「杉戸洋 とんぼとのりしろ」展の成果
西野達(現代美術家)/「西野達 in 別府」展ほかの成果

【放送】
坂元裕二(脚本家)/「カルテット」の脚本

【大衆芸能】
石川さゆり(歌手)/「45周年リサイタル」ほかの成果
入船亭扇遊(落語家)/「入船亭扇遊 独演会」ほかの成果

【芸術振興】
細川展裕(演劇プロデューサー)/「髑髏城の七人」ほかの成果

【評論等】
五十殿利治(美術史家、筑波大学特命教授)/「非常時のモダニズム」の成果
椹木野衣(美術批評家)/「震美術論」の成果

【メディア芸術】
山村浩二(アニメーション作家)/「山村浩二 右目と左目でみる夢」の成果 </span>

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