『池の水ぜんぶ抜く』伊藤隆行P、評価に「戸惑い」 ココリコ田中は魅力語る

 優秀なデジタルコンテンツなどの制作者を表彰する『第23回AMDアワード』の授賞式が12日、都内で行われ、テレビ東京系『池の水ぜんぶ抜く大作戦』が審査員特別賞を受賞。伊藤隆行プロデューサーは「素晴らしい賞をいただいて、戸惑っています」と苦笑し、番組に出演するココリコ・田中直樹も「最初番組の話をいただいたとき、企画書は紙切れ1枚だった」と明かして笑わせた。

【写真】『池の水』生態系の現状を知る貴重な資料としても注目

 同番組は、危険生物に悩まされる近隣住民のSOSを受け、外来種が大量発生している池の水を全部抜き、そこには何が潜んでいるのかを調査、除去していく。2017年1月の放送から回を重ねるたびに大きな話題を呼び視聴率も上昇。今年1月2日に放送された第6弾では自己最高13.5%を記録し、同時間帯在京1位という“快挙”をなしとげた(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。4月より「日曜ビッグバラエティ」枠で月1回(2時間)レギュラー化が決定している。

 同賞では、「企画に保険をかけない大胆さでテレビ界に新風を巻き起こした発想力と実現力」が評価された。

 「戸惑っています」と打ち明けた伊藤プロデューサーは「これが狙いだったら素晴らしかったのですが…。昨年の1月にただ面白がって池の水を抜いてみたら想定外のものが出てきた。見たことのない世界がそこにはあったという、“想定外”がこの番組の魅力に映ったのかと思います」とコメント。「気づけば呼んでないのに池に2000人くらい人が集まることがあって、多くの皆さんに支えてもらっている番組だと思います」と感謝し、「テレビは作り物だけではなく想定外を武器に思い切って挑むよう頑張ってくれとこの賞に言われているような気がする」と、最後には受賞を喜んでいた。

 ロンドンブーツ1号2号の田村淳と共に番組に出演してきた田中は、「企画書も紙切れ1枚でたぶん半分も埋まっていなかったんじゃないかな。それくらい、シンプルさがこの番組の一番の魅力。あとは、抜いてみないと何が出てくるかわからないので、現場にいる演者、スタッフ、地域の方々みんなが同じ体験をするライブ感もこの番組の魅力だと思う」と熱弁。

 続けて、「僕は生き物が好きですが、この番組を通して外来種がたくさん来ていることを知りました。人の手によって来ているので入ってくるので、どうやって受け止めていくかが今後のテーマになると思うし、視聴者に知ってもらう意味でも大きな番組になる」と力を込め、「聞いたところによると、全国には約20万個の溜池があるそうなので、一つひとつ丁寧に(水を)抜いていきたい」と意気込んで笑わせた。

 そのほか、AMD理事長賞を受賞した映画『あゝ、荒野』より、主演の菅田将暉が登壇。実写映画初の劇場、配信、DVD、同時ウィンドウ公開を試みた公開手法も話題となり、菅田は「映画は映画館で観るものを思っていたけれど、地方の方は近くの劇場でやっていない場合もある。そういう方々を思うと、配信やDVDは新しい時代の一つのエンターテインメントの在り方なのかなと思いました」とコメント。「まさかこんなハードな作品が受賞できるとは。DVDなんてR-18ですから」と驚きつつも、「ありがたいです。これからも頑張っていきます」と感謝を込めた。

 各賞は以下の通り。

■大賞/総務大臣賞:『Nintendo Switch』任天堂株式会社
■AMD理事長賞:映画『あゝ、荒野』株式会社スターサンズ/株式会社テレビマンユニオン
■年間コンテンツ賞「優秀賞」:AbemaTV/オールタイム・ベストアルバム『Finally』/漢字6万文字の国際標準化/SNOW顔認識スタンプ/日清食品 カップヌードルHUNGRY DAYSシリーズ/VR ZONE SHINJUKU/フリー素材アイドル“Mika+Rika”/フリマアプリ「メルカリ」
■審査員特別賞:『池の水ぜんぶ抜く大作戦』(株式会社テレビ東京/株式会社Hu)
■功労賞:「ドラゴンクエスト」シリーズ(株式会社スクウェア・エニックス)
■江並直美賞(新人賞):瀬尾拡史
■リージョナル賞:ディス(り)カバリー青森2(青森県/株式会社電通東日本) </span>

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