深川麻衣が初主演映画で“恋愛こじらせ女子”にチャレンジ「私だったらプロポーズは受けるかも」

2016年6月に乃木坂46を卒業し、女優として活躍する深川麻衣と、三代目 J Soul Brothersの山下健二郎が共演する映画「パンとバスと2度目のハツコイ」が2月17日(土)に公開される。2017年に開催された「第30回東京国際映画祭」の特別招待作品としても上映され、話題となった本作。映画初出演にして初主演を務める深川に、撮影時のエピソードや女優業への思いを聞いた。

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本作の主人公はパン屋の店員・市井ふみ(深川)とバスの運転手・湯浅たもつ(山下)。高校の同級生だった2人がふとしたきっかけで再会し、恋愛観や結婚観を語り合いながらお互いの気持ちに寄り添っていく姿を描いている。

■ ふみを“静かに表現する”ことが難しかったです

――最初に台本を読んだときの感想を教えて下さい。

深川麻衣:日常の一部分を切り取ったような作品で、大きな事件が起きるわけでもなく、すごく温かい物語だと思いました。台本にはなかったと思うんですけど、作品の公式サイトやチラシでは、ふみのことを“恋愛こじらせ女子”って表現しています(笑)。表面的にはあまり感情の起伏がないんですけど、実はいろんな思いを抱えていて、考え過ぎてちょっと自分を苦しめちゃうような部分がある女性です。その辺をどう表現していこうかと考えました。

――表情と内面のギャップを演じるのは確かに難しそうですが、どのようなことを意識しながら撮影に臨んだのでしょうか?

深川:“静かに表現する”ことが難しかったですね。映画の中の時間はすごくナチュラルにゆったりと流れていきます。そんな中、ある場面でふみが自分の胸の内に秘めていた気持ちを爆発させるシーンがあるんです。どこまで感情を出していいのか悩みました。感情的にはその場面が一番のピークになるんですけど、出し過ぎてしまっても他の場面のふみから浮いてしまうので。その加減が難しかったですね。

――なるほど。一方で、ふみのバックグラウンドはかなりご自身に近い設定になっていましたよね。感情移入はしやすかったのでは?

深川:はい。共感できる部分はありました。撮影が始まるだいぶ前に、今泉力哉監督とお話させていただく機会があって、そのときに、静岡県出身で美術を学んでいたことなど、私自身についてお話しました。それを台本に反映してくださったんだと思います。

■ みなさんの映画を見ての反応が楽しみ半分、不安半分(笑)

――妹がいるという設定については少し悩んだのだとか?

深川:私には兄がいます。ただ、妹がいる感覚は想像するしかなくて。姉妹の関係性についてもイメージをふくらませて演じました。幸い、妹役の志田彩良ちゃんとは同じ事務所なのでコミュニケーションは図りやすかったですね。本読みのときから「敬語は禁止!」って2人で決めて、姉妹の関係を築きました(笑)。

――今作では妹やたもつだけじゃなく“バス”に対しても熱い視線を送っていますよね。

深川:そうなんです! バスの洗車シーンは作品全体の中でもかなり印象に残っています。撮影中はもちろん、完成した映像を見たときにもインパクトがありました。洗車されるバスの中にいると、窓に水がしたたって虹が見えたりしてすごくキレイなんですよ。バスの外から見る感覚は…何て言いますか、洗濯機が回っているのを無の感情でじーっと眺めちゃったりしませんか? あれと似ているかも(笑)。「何が楽しいの?」って聞かれたら説明しようがない感覚です。

――分かるような気がします。バスの洗車以外で、印象に残っているシーンは?

深川:ああ、あそこはカットになってこうつながったんだな…っていう場面が何か所かあって、「なるほど!」と思いながら試写に参加していました。大きなスクリーンに映る自分を見ること自体が初めてで、常に体のどこかに力が入っているような状態で見たことを覚えています。1回目の試写では、とにかく自分の“粗”ばかり探してしまいました。それでも、エンドロールで自分の名前が流れてくると、あの2週間の撮影がこうして一つの作品としてつながったんだなぁという感動がありましたね。実際に公開されたら、映画をご覧になった方からいい意見も悪い意見も出てくると思うんですけど、正直なところ皆さんがどんな反応をして下さるのか気になります。楽しみ半分、不安半分です(笑)。

――今作はもちろん、さらなる活躍に期待しているファンも多いと思います。今後はどんな役を演じてみたいですか?

深川:今まではどちらかというと気持ちを内に秘めるタイプの女性を演じる機会が多かったので、感情を思いっきり表に出すような役を演じてみたいですね。人間のドロドロした部分を表現してみたい気はします。

――イメージとは違う役になりそうで楽しみです。では最後にもう一問。劇中でふみは彼氏からのプロポーズを“独特の価値観”を持って断りますが、深川さんならどうしますか?

深川:私だったら…プロポーズされるぐらいまで深く付き合っている相手なら…そんな人からの言葉であれば喜んで受けると思います。あそこで真面目に考え過ぎてしまうのは、やっぱりふみならではなんでしょう。私自身、お仕事の面では似たような部分があるかもしれませんけどね。はたから見たら大したことじゃないのに、自分の中で考え過ぎて負のスパイラルに落ち込んでしまったり…ふみの気持ち、少し分かるような気がします(笑)。

取材・文=大小田真(ザテレビジョン)

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