田中美里、池波正太郎作品に出演「すっきりしないところが見どころ」

 BSジャパンで放送中の『池波正太郎時代劇光と影』(第1・第2火曜 後8:00〜8:54)。時代小説の巨匠で傑作を多数発表した池波正太郎(1923-90年)の選りすぐりの短編12編を一話完結で映像化するシリーズでは、あす6日に第9話「おっ母、すまねえ」が放送される。かわいい妹分の幸せを願うあまり、主人公・お米が驚きの行動に出るストーリー。主演する田中美里がコメントを寄せた。

【場面場面】第9話より

 かつて千住の岡場所で働いていたお米(田中)は、岡場所の昔なじみ・おぬい(西原亜希)と17年ぶりに再会し喜びに沸く。だが、大工の直五郎(五馬さとし)に身請けされ、幸せなはずのおぬいの疲れ切った様子に違和感を覚える。聞けば、2年前に息子の市太郎(木村風太)が大工修業へ出た直後、直五郎が急逝。今は煙管師の村田屋卯吉(山本禎顕)と再婚しているという。おぬいの腕にはあざがあったが、訳を聞いても口を閉ざす。お米は周囲に探りを入れ、市太郎が再婚先の村田屋に押しかけて暴れては金を取っていたことを知る。おぬいを妹のようにかわいがり、心から幸せを願っていたお米。思い余って、おぬいにある提案をするが…。

 田中は「池波正太郎さんの作品はいつか出てみたいなぁと思っていたので、ドラマのお話をいただいて、とてもうれしかったです。光と影がテーマの通り、人間は一瞬で変わるし、一つの顔しか持っていない訳ではない、そんなリアルな部分が表現されていて脚本を読んで引き込まれていきました。

 話が好きであっけらかんとしていて正義感も強い。同じ境遇のおぬいちゃんをほっとけなくて助けようとつい手をかしてしまう。守ろうとするあまり殺害までくわだてるところが、お米の“光と影”の部分なのかなと思いました。江戸のおしゃべりな人はまどろっこしい例えをたくさん入れて話をすると聞いたことがあって、感情を入れずサラサラしゃべれたらいいなと思ったのですが、つい感情が入ってしまい難しかったです。

 普通のドラマのように分かり易いキャラクターや起承転結がなく、なんとなくもやもやが取れないすっきりしないところが見どころかと思います。このキャラクターがこんなこと言うのかな、行動するのかな、と役者としてとまどうことも多かったのですが、それが人間というものじゃないかと納得してしまう作品です。深い作品だと思います。ぜひ観て下さい」。

■ラインナップ
2017年
10月3日 第1話「運の矢」主演:片岡愛之助
10月10日 第2話「武家の恥」主演:高橋光臣
11月7日 第3話「あほうがらす」主演:でんでん
11月14日 第4話「二宮尊徳秘話」主演:筧利夫
12月5日 第5話「女剣妙音記」主演:祐真キキ
12月12日 第6話「断金の友」主演:望月歩
2018年
1月9日新作2話一挙放送SP
第7話「狐と馬」主演:勝野洋
第8話「医者と毒薬」主演:甲本雅裕
2月6日 第9話「おっ母、すまねえ」主演:田中美里
2月13日 第10話「谷中・首ふり坂」主演:鈴木勝大
3月6日 第11話「恋文」主演:寺島咲
3月13日 第12話「仇討ち夢中男」主演:川岡大次郎 </span>

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見どころ