「いんどかれー」は帰りなさい、「ほっとかれー」はほっときなさい?難しすぎだぞ、岡山弁!

意外に日本語離れしている?岡山弁

「いんどかれー」と言われると普通は「印度カレー」と受けとめるだろう。「ほっとかれー」と言われたら、どうしたって「ホットカレー」と辛そうなカレーをイメージしてしまう。だが岡山弁でそれぞれ「帰りなさい」「ほっときなさい」という意味なのだそうだ。

2月1日放送の「秘密のケンミンSHOW」では「ケンミン語講座」のコーナーで岡山弁を取り上げた。例文は「ぼっけーの おーがっそーじゃ おえまーが いんどかれー」・・・これさっぱりわからない。日本語の豊かな方言は地域によっては本当に難しい。その代表が津軽弁だったり鹿児島弁だったり沖縄弁だったりしていたわけだが、意外にも岡山弁ってそれら以上にわからないかもしれない。

岡山というと、関西弁に分類される言葉遣いをしそうだが、まったく違うので驚く。そういえば番組に岡山県民代表として漫才コンビ千鳥の大悟が出演していたが、彼らの漫才は関西弁とはずいぶんちがう。あれが岡山弁だったのかと気づいた。

「ぼっけーの おーがっそーじゃ おえまーが いんどかれー」その意味は?
さて例文を解説してみると・・・まず「ぼっけーの」の「ぼっけー」は「すごい」の意味。「の」は「のー」と少し伸ばして読む語尾で「〜だなぁ」のような意味らしい。つまり「ぼっけーの」は「すごいなあ」と言っているのだ。

「おーがっそーじゃ」は「散らかっている」という意味で、この場合は「頭がボサボサだ」となるらしい。「おえまーが」も「が」が語尾で「おえまー」は「ダメだ」の意味。「が」は言葉を強める感じになるという。つまり「おえまーが」は「ダメでしょ」と強く諌めるニュアンスのようだ。他にも「行けまーが」は「行けないでしょ」、「食えまーが」は「食べられないでしょ」という意味になるそうだ。

そして何と言っても面白いのが「いんどかれー」。「かれー」は「〜しなさい」という意味で、「洗濯しとかれー」だと「洗濯しなさい」となる。そして「いんど」は「帰る」なので「いんどかれー」だと「帰りなさい」ということ。「ほっとかれー」なら「ほっときなさい」となる。「かれー」という言葉が食べものの「カレー」を思い起こさせるので、応用したら面白い言葉ができそうだ。

ということで、例文「ぼっけーの おーがっそーじゃ おえまーが いんどかれー」とは「すごいなあ 頭がボサボサだ ダメでしょ 帰りなさい」という意味になる。寝坊して出社してきた後輩を諭して言う感じなのだろう。

ちなみにガレッジセールの二人によればまったく同じ意味を沖縄では「あぎじゃびよい からじばさばさーし ならんて けーれ」と言うそうだ。・・・これはまた輪をかけてわからない。岡山弁も沖縄弁も、いったいこれが日本語か?と思ってしまうほどわからない。でもこれも日本語だ。日本の言葉だ。狭いようで広く、奥が深い県民文化はまだまだ面白そうだ。

【文:境 治】

提供:読みテレ </span>

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ほっとかれー