EXILE岩田剛典の“刺激と葛藤”―演技漬けの1年過ごし「今やるべきことがはっきりした」モデルプレスインタビュー

【岩田剛典/モデルプレス=1月24日】EXILE/三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの岩田剛典が、モデルプレスのインタビューに応じた。2018年1月26日に公開される「CINEMA FIGHTERS」内のショートフィルム『SWAN SONG』に出演する岩田。2017年は「HIGH&LOW」シリーズから2作の劇場版が公開され、今年は「CINEMA FIGHTERS」のほか主演映画『去年の冬、きみと別れ』(3月10日公開)、『パーフェクトワールド』(10月5日公開)が待機。俳優としてキャリアを重ねる今、何を想うのか――今回のインタビューでは、2017年を振り返ってもらうとともに、今後も目標について聞いた。

【フォトギャラリー】岩田剛典をインタビュー撮り下ろし

◆「CINEMA FIGHTERS」とは?



EXILE TRIBEとShortShortsによるコラボレーション企画「CINEMA FIGHTERS」は、数々のメジャーアーティストの作詞を手がける小竹正人氏の世界観を具現化する音楽と映像の新プロジェクト。

岩田は、EXILEの「Heavenly White」を映像化した『SWAN SONG』に出演。舞台は、未曾有の大寒波“ディープフリーズ”に襲われ、終焉を間近にした地球。名前も知らない女性に恋をしたギタリストのアサヒ(岩田)と、その女性の親友・ウミ(桜庭ななみ)との物語を描く。

◆岩田剛典、初のショートフィルム出演 撮影は極寒の中で…


― 撮影は、1年ほど前、4日間で撮り終えたということですが、いかがでしたか?

岩田:ショートフィルムは初めてだったんですが、今までの現場とは全く違いました。この短い尺の中で、どうやってストーリーを伝えていくのか、監督と一緒に練り上げていった感覚で。あれよあれよという間に打ち合わせして、衣装合わせして、あっという間に撮影が終わりました。

― 雪景色が印象的ですが、実際の撮影も極寒の中で…

岩田:そうなんです!本当に寒かったです。何枚肌着を着ても、気休めにしかならない寒さでした(笑)。

― テーブルをソリにし雪の中を滑るシーンなど、可愛らしいやりとりの裏では、寒い思いを。

岩田:あのシーンも危なかったですね(苦笑)。命綱がなかったので、安全面が不安だったんです。最後は雪に突っ込むので、それがクッションになっていました。

― 桜庭ななみさんとは、初共演ですか?

岩田:初めてご一緒させていただきました。すごく透明感のある女優さんで、台詞がポーンっと入ってくる。刺激をたくさんもらいましたし、たくさん引き出していただいたなと思います。

― 4日ほどの撮影だと、仲良くなった頃に終了してしまいますね。

岩田:そうなんです、少しだけ話をして撮影が終わってしまいました。撮影では、監督と3人で段取りして作っていきましたけど、あまりじっくりお話する機会はなかったです。

― 『SWAN SONG』は6作品ある中でも、特に説明が少なく、観客に受け止め方を任せる物語だなという印象を受けました。人物や時代背景が、いくらでも想像できる作品ですよね。

岩田:実は最初、もっと綿密な設定があって、ナレーションやテロップで説明を入れていたんです。僕たちはそれを元に演じていたんですけど、出来上がった作品ではなくなっていて。何を受け取るか、観客の皆さんそれぞれに感じていただく作品になったなと思いました。世界観が綺麗なので、その辺りも楽しんでいただきたいです。

◆“演技漬け”の1年「今やるべきことがはっきりした」


― 2017年は、演技漬けの1年だったかと思いますが、振り返ってみていかがですか?

岩田:相当俳優していました。全部で6本かな?撮影していたので、忙しくさせていただいて。経験を積んで、その中で自分なりの気づきがあって、新たな発見や吸収ができた年だったなと思います。少しずつですけど、勝手が分かってくると、楽しみ方も変わってくるんです。「ここで吸収したものを次にどう活かそう」とか考えられるようになって、仕事がどんどん楽しくなってきました。自分から考えたり、提案したり、仕掛けたり、アドリブしたり…少しは成長出来たかなと感じています。

― それはいつ頃から実感し始めたことですか?

岩田:2017年の途中から色々重ねていく中で、自然と。気づきって現場で生まれるものなので、現場をたくさん経験した分、それが多かったということだと思います。あとは、色々な監督ともご一緒させていただいて、表現の幅も広がりましたし、今回のショートフィルムもそのひとつです。

― 2017年、俳優業に力を入れていたのは、ご自身の希望ですか?

岩田:希望としてはありました。ただ、去年の仕事ってさらに前から決まっているので、長期的に組み立ていった結果というイメージです。実際、6本撮った内、公開されているのは数本で、来年もその重なりが生まれていくんですよね。製作期間って自分たちにとっては充実したものですけど、ファンの方や一般の方は何をしているのか分からない期間なので、そのバランスも大事なのかなとは思っています。

― 「SWAN SONG」も撮影は1年前ですし。

岩田:撮影したときと公開されるときを点と点じゃなくて、線で繋げていくことが、自分のキャリアアップに繋がっていくのかなと思います。そのためには自分自身で発信していくことが大事ですし、それはスタッフさんに向けても必要なことだと感じています。線で繋がった先を考えて、色々動いて仕事を進めてきました。

― ビジョンシート(※)は書くタイプですか?(※LDH JAPAN所属のタレントが、自主的に作成する自身のキャリアに対する計画書)

岩田:僕は毎年書いて、会社に出しています。2017年は明確に自分の方向性が見えた年だったなとは感じていて…その前が、自分の方向性を決めるために色々やった年。だから、2017年のビジョンシートは、見えてはいるんだけど、確信をつきたいことを書いたと思います。それを元に活動したことによって、自分の今やるべきことがはっきりしました。

― 2018年以降は、どう見えていますか?

岩田:役者として経験をもっと積んでいきたいという点は変わらず、幅広い役柄を経験してみたいです。今までやったことのない役柄を演じることが、今の僕にとってはすごく刺激的なんです。

◆現場で受ける“刺激と葛藤”


― 2017年はドラマではなく、映画への出演が続きましたが、そこも意識したものですか?

岩田:もちろん色々な事情もありましたけど、そこはたまたまです。でも、僕は今映画の現場をすごく刺激的に感じています。時間のかけ方もドラマとは違いますし、たくさんの監督に出会えて、色々な感性が磨かれている気がします。例えば、三代目J Soul Brothersのライブなら、avexさんと一緒に作っているので、基本は変わらないんです。同じ釜の飯を食ってもう8年目になるわけですから、阿吽の呼吸も自然と生まれるので、もちろんその良さはあります。でも、その活動とは違う場所で役者をやっているからこそ、普段経験できないことを吸収したいですし、毎回毎回新鮮な気持ちでいたいと思っています。僕はまだまだ経験が浅いので、初めましての監督もスタッフさんも俳優さんも多くて、それが最近ようやく“二度目まして”の方が増えてきたってくらい。経験の浅い今だからこそ受けられる刺激がありますし、現場で再会できるのも嬉しいですし、今とても楽しいです。

― アーティストとしての自分と俳優としての自分は、勝手にスイッチが入れ替わりますか?

岩田:いや、意識はしています。ライブはファンの方に楽しんでいただくものだと思うので、その気持ちだけです。

― 一番の“違い”は?

岩田:仕事の内容自体が違うので、違うって言ってしまえばそれまでなんですけど、全く違う職業をしている感覚です。ライブだと怪我や事故に気をつけて、ベストパフォーマンスをするためにしっかりトレーニングを積んで、精神も肉体も仕上げていく必要がある。お客さんにお金と時間をもらっている以上、それは最低条件だと思うんです。作品入る前は、体調を整えるのは同じですけど…とにかく毎回緊張していますね。クランクインとかすごく緊張するんですよ。何でだろう(笑)?

― 先程おっしゃってた“初めまして”が多いから?

岩田:それもあるかもしれません。自分の中でプランを練ってきても、現場でゴロゴロ変わるし、監督から「実はこう撮りたい」って全く予想してなかった指示をもらって「マジか!?」ってなることもあるし。その場にいって対応しなくちゃいけないことが多いので、刺激的だし葛藤もしているんです。「本当にこれでいいのかな?」とか考えてしまうタイプなので。

― 座長として現場に関わることも多くなっていますが、その点は意識していますか?

岩田:年々意識が高まってきました。座長のような立ち位置が続いて、少しずつ変わったと思います。僕はキャリアが浅いので、ベテランの方々にリードしていただくこともありますが、自分の中の芯の部分や決意がしっかりできて、現場に入るようになりましたし、経験とともにその気持ちが強くなってきました。やっぱりお芝居は経験値によるところが大きいですから。最初から上手い人なんて本当に一握りだから、やればやるほど勉強できて学習する。経験を積むことで変わっていけると思います。

― 岩田さん自身、それを感じていますか?

岩田:めちゃくちゃ感じます。去年の初めにとった作品を今取り直したら、全然違う作品になると思います。

― その手応えが、仕事をまた楽しくしていくんでしょうね。

岩田:そうですね。アーティスト業も俳優業も、評価は他人が決めるものなので、自分の満足度はあてにならないんです。ただ、手応えを感じたことで、「次ももっと」と思えるので、やりがいは生まれていきます。

― 分かりやすい評価だと賞になりますが、「第40回日本アカデミー賞」新人俳優賞が2017年のはじめ?

岩田:ありがたいなという気持ちはもちろん、もっともっと邁進しないといけないなと気合いが入りました。この先を見据えた賞だと思っていますので、その賞に見合った自分はそのときいなかったです。「見合った自分にならないと」っていうプレッシャーもありますけど、活動をしていく中での心構えが全然違います。この賞に見合った自分に成長しつつも、いつまでも作品に入るときのワクワクした気持ちや初心は忘れずにいたいなと思いました。

― では、2018年の目標を教えてください。

岩田:2019年に向けて、しっかり現場で経験を積むこと。

― 常に1年先を見据えて行動する、ということでしょうか。

岩田:そうですね。来年のことは決まっているからこそ、さらにその先を見て、自分で考えて動いていかなければいけないなと思います。

― 2019年に30歳?

岩田:早く30代になりたいと思っていましたけど、目前になるともう30か…って思いますね(笑)。数字だけ見ると意識してしまいます。といっても、何も変わらないだろうなとも思っているんです。30歳を迎えたときには、また見えてくるものも変わってくるだろうし、そこを目指して今は進んでいきたいです。

― ありがとうございました。

◆”俳優・岩田剛典“の新たな顔


『SWAN SONG』のほか、「Unfair World」(三代目JSB)を映像化した『パラレルワールド』 、「白雪姫」(Flower)を映像化した『キモチラボの解法』、「Mr.Snowman」(E-girls)を映像化した『Snowman』、「ドレスを脱いだシンデレラ」(Dream Ami)を映像化した『色のない洋服店』、「花火」(三代目JSB)を映像化した『終着の場所』を上映。

『SWAN SONG』では、アコースティックギターにも挑戦した岩田。自身初となるショートフィルムで、俳優として新たな顔を見せる。(modelpress編集部)

■岩田剛典(いわた・たかのり)プロフィール


EXILE、三代目J Soul Brothersのパフォーマー。2016年公開の映画初主演作品「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」では第41回報知映画賞新人賞、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞・話題賞、第26回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。2018年には、映画「CINEMA FIGHTERS」、「去年の冬、きみと別れ」、「パーフェクトワールド」の公開が控える。

■「CINEMA FIGHTERS」作品情報(2018年1月26日公開)


『パラレルワールド』
監督:河荑直美
楽曲:三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE 「Unfair World」
キャスト:山田孝之、石井杏奈

『キモチラボの解法』
監督:A.T.
楽曲:Flower「白雪姫」
キャスト:AKIRA、小林喜日、駒井蓮、水崎綾女

『Snowman』
監督:萩原健太郎
楽曲:E-girls「Mr.Snowman」
キャスト:倍賞美津子、鈴木伸之、藤井美菜、村井國夫

『色のない洋服店』
監督:齋藤俊道
楽曲:Dream Ami「ドレスを脱いだシンデレラ」
キャスト:Dream Ami、鹿賀丈史

『終着の場所』
監督:常盤司郎
楽曲:三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE「花火」
キャスト:町田啓太、玄理(ヒョンリ)、柳英里紗、古舘寛治

『SWAN SONG』
監督:落合賢
楽曲:EXILE「Heavenly White」
キャスト:岩田剛典、桜庭ななみ

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