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三島由紀夫原作ドラマ『命売ります』ナレーショは美輪明宏

 俳優の中村蒼が主演するBSジャパンのオリジナルドラマ、連続ドラマJ第2弾『三島由紀夫「命売ります」』(2018年1月13日スタート、毎週土曜 後9:00)のナレーションを、原作者の三島由紀夫(1925-70年)とも親交のあった美輪明宏が務めることになった。

【場面写真】『命売ります』#1〜#3

 同ドラマは、広告代理店に勤め、経歴、収入など何不自由ない生活を送っていた主人公・山田羽仁男(中村)が、突然、自殺を決行するも失敗し、「命を売る」ビジネスをスタートさせることに。次々と舞い込んでくる奇々怪々な依頼に応じる中で、「命」と向き合い、皮肉にも「生きたい」という執着が、無意識に芽生えて来るストーリー。

 森田昇プロデューサーは「三島由紀夫が晩年、1968年に『プレイボーイ』で連載していた作品で、“命”がテーマ。作品の内容も生と死をどうとらえるか、というもので21世紀の現代にこそふさわしいテーマと思われました。そこで、原作が書かれた当時の世界観と、今やるべきこととしてのアップデート感をどう表現していくかを考えました。そこで、真っ先に浮かんだのは美輪さんでした」と、ナレーションを依頼するに至った理由を明かす。

 三島由紀夫は、「潮騒」「金閣寺」「春の雪」などの作品を世に送り出し、卓越した表現力と文章の美しさで、戦後の日本文学界を代表する作家のひとりとして知られる。晩年は、ナショナリズムに傾倒し、1970年11月25日、自衛隊市ヶ谷駐屯地でクーデターを起こす。その最中、割腹自殺を遂げた。日本の文学界、政治界において、大きな影響を及ぼした偉大なる作家である。

 そんな生前の三島と親交があった美輪。表現者としてもさまざまな三島作品ともかかわり、例えば江戸川乱歩の原作を三島が戯曲化した「黒蜥蜴(とかげ)」は美輪の代表作のひとつ。森田プロデューサーは「過去と現在を見つめ、三島作品の世界観を誰よりも美しく表現していただけるのは、美輪さんを置いて他にはおられないと思います」とラブコールを送った。

 引き受けた美輪は次のように語っている。

 「三島由紀夫先生の最晩年の作品『命売ります』。数々の名作を出されている三島さんの作品の中では、私はこの作品はあまり好みではありませんでした。何故なら三島さんのあの優しさが感じられなかったからです。また、“命を売るという商売”が成立するのか、疑問に思いました。何故なら死んでしまうのですから払ってもらったお金は受け取れないですし。そして昔、実際に渋谷駅前でプラカードを下げて、命売りますと云う人も居ましたし…。難しい内容です。ですからこのナレーションの仕事を受けるかどうか少々悩みましたが、命の大切さ、尊さを、逆説的に説いているのでは、と感じ、思い直してお受け致しました」。

■ゲスト出演者
1月13日 episode.1「開業。命売ります」
ゲスト出演:田中泯、橋本マナミ、大杉漣

1月20日 episode.2「吸血鬼に会いましょう」
ゲスト出演:前田旺志郎、酒井若菜

1月27日 episode.3「天使すぎる女医」
ゲスト出演:谷村美月、壇蜜、森本レオ

2月3日 episode.4「平成の毒婦」
ゲスト出演:松下由樹

2月10日 episode.5「ブラック企業の救世主」
ゲスト:大谷亮平、山崎銀之丞、矢本悠馬

2月17日 episode.6「スランプ気味の預言者」
ゲスト:大地真央

2月24日 放送休止

3月3日 episode.7「笑うマジシャン」
ゲスト:津田寛治、柄本時生

3月10日 episode.8「同業者にご用心!?」
ゲスト:木下隆行(TKO) </span>

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