高橋優・三浦春馬の“ぶつかり合い”――友人だから見せた表情とやりとり<「ルポルタージュ」MV撮影現場レポ>

【高橋優・三浦春馬・箭内道彦/モデルプレス=12月2日】シンガーソングライター・高橋優の18thシングル「ルポルタージュ」が11月22日、リリースされた。俳優の三浦春馬が主演を務めるドラマ「オトナ高校」(毎週土曜よる11時05分〜/テレビ朝日系)の主題歌である同曲。今回は、三浦も出演しているMVの撮影風景を、インタビューとともに紹介する。

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“ルポルタージュ”はフランス語で、「取材記者が現地に赴き取材した現地報告」の意味で、高橋自身が、今、目に見えていることをリアルタイムに描いたアグレッシブなロックナンバー。MVは高橋と三浦の表情に特化した作品になっており、監督は箭内道彦が務めた。

◆高橋優が表現する「不自由さ」


9月某日、広々としたスタジオの一角になんとも控えめなステージのような台が組まれ、5方向にカメラがセッティングされていた。

箭内と高橋は、そもそもプロデューサーとシンガーソングライターという関係。箭内曰く「ここだなというタイミングでは必ず僕がMVを撮っているんですよね。自分の知らない高橋優が生まれようとしている瞬間というのがあって、そういう時は“代打オレ”で、自分で撮るんです(笑)」。

黒で統一した衣装の高橋が姿をみせると、箭内がセットの前で説明を始める。「見えないロープに縛られているような不自由な感じで歌っているイメージ」。そして、スタッフに「きちんと直さなくていいです。歌いながら崩れていく感じが強さになっていくので」と声をかけた。

撮影が始まり、何かに抗うような表情で高橋が曲に合わせて歌い「不自由さ」を見事に表現すると、カットの後に箭内も「いいね!」と満足そう。

「サビの部分で柔らかい表情をつける」「ほとんど歌わずに表情だけで伝えていく」など箭内の細かい指示が入る中、高橋自身も「1曲通して、いろんなパターンを混ぜたものをトライしてみましょう」と提案。プレイバックを箭内と高橋で確認しながら、「カッコイイね」と箭内が声をかけていた。

◆三浦春馬「初めての体験」


その後、三浦が登場すると、「ミュージシャンを演じる必要はないから。春馬くんの存在感をそのまま出してもらえればいい」と箭内。

「こういうの初めてやるんですよね。MVには出たことあるんですけど、あくまで演技だったから、あまり普段やってることと変わりなかったんですよね。でも、今回のは歌っているシーンですからね。優くんから見て、もっとこうしたほうがいいっていうのがあったらどんどん教えてください」(三浦)、「俺から春馬くんに教えることなんかないよ!(笑)」(高橋)、「そうだね。高橋は風呂入ってきていいよ(笑)」(箭内)と軽妙なやり取り後、三浦の撮影が始まった。

三浦の表現する「不自由さ」は、見ているものを引き込むリアリティーがあった。テイク1が終わり、撮影の様子を見ていた高橋が「カッコイイ。ラストのサビの動き超いいな〜」と感嘆の声をあげるほどだ。「僕がギャーって歌っているところに春馬くんが入ってきたら、見ている人はもう春馬くんのままでいってほしいって思わないかな?」と高橋が冗談めかすと、すかさず箭内が「そのせめぎ合いがいいんじゃない」と返した。

三浦自身、「映画の中でバンドマンの役とかを演じたことはあるんだけど、こういうふうに誰かになりきるのではなくて、自分自身としてカメラの前に立って感情をぶつけるというのは初めてだから楽しい」、「演じてるようで、そうじゃないような、三浦春馬を解き放っているような感じ。優くんの曲を聴いて、素直に自分の中から出てきたものを表現している。だから楽んだろうね」と初めての経験を楽しんでいた。その言葉に、高橋も「それ嬉しいな。春馬くんがあそこ(セットの舞台)に立った瞬間、自分の想像をはるかに超えたものになるっていう予感がしたんだよね。しかも春馬くんが僕の曲を歌いながらやってくれているのが嬉しくって。ああ、曲を感じてくれてるんだなーっていうのがすごい伝わってくる」と嬉しそう。

◆箭内道彦が欲しかった角度


「ルポルタージュ」では、左右、そして斜めからも撮影。普通、斜めからはあまり撮らないが、今回どうしてもその角度が欲しかったのだと箭内が明かしてくれた。「この曲を聴いた瞬間、45度の感じもすごく大切だなと思ったんですよね。つまり、0・100じゃないというか、割り切れない感じも絶対必要だろうって」。


◆高橋優インタビュー


― 「ルポルタージュ」というタイトルに込めた思い。

自分の周囲で起こっていることをそのまま箇条書きにしたようなものをみんなに聴いてもらいたかった。やっぱり僕は、自分の作りたいものしか作りたくないんだなってわかりました。

― 曲のテーマになっているもの。

“大人って何?”っていうのが自分の中でのテーマです。ちゃんと仕事ができて、ちゃんと遊べて、要領良くなるのが大人になるっていうことだと思っていた。でも、フラれたり、何かにつまずいたり、泣いたり…大人になってもそうやって生きてもいいんじゃないかなと思うんですよね。それが人間だと思うし、人生だと思うし。それこそが“ルポルタージュ”でしょう。

― MV撮影を終えて。

あっという間でしたね。すごくいい空気感で撮影できました。それはやっぱり、春馬くんとは友だちだし、箭内さんとはずっと一緒にやってきてるしっていう人間関係が成せるところもあったと思います。やっぱり自分1人ではなかなかうまくできないことも、こうやってみんなでやればドキドキしながらできるっていうのが最高ですよね。それと、自分のシングルのMVとして初めてこんなに自分以外の人が歌ってくれるものになって、それがすごく嬉しい。

― MVの見どころは?

三浦春馬を侵食していく高橋優、高橋優に侵食される三浦春馬、両方楽しめる。あれ、どっちも同じか?(笑)。とにかく映像での2人のぶつかり合いを楽しんでください。

◆三浦春馬インタビュー


― ご自身にとって「ルポルタージュ」はどんな存在か。

一番の応援歌ですよね。この曲を聴けば、「オトナ高校」だよねって思い出してくれたり、曲からドラマに入ってくれたり、いろいろなきっかけになってくれるものですから、とにかく心強いですよ。

― MV撮影を終えて。

とにかく楽しかったですね。始まる前はじつは少し不安だったんですけど。合間に曲を聴きながら歌い方の練習をしたりして。でも現場に入ると優くんがいて、箭内さんがいてっていう環境で、とてもリラックスしてできました。

― ドラマ撮影への影響。

普段とは違うものづくりを体験させてもらったので、良い状態でドラマの撮影にも臨めると思います。ここで得た経験をドラマのものづくりにも生かしていきたいですね。

◆箭内道彦インタビュー


― MV撮影を終えて。

手応えは非常にいいですね。ちょっとずつ角度を変えて撮るというのはテンションを保つのが難しいんですけど、2人で交互にやるとまた違う盛り上がり方をしますね。ちょうど野球の表裏の攻撃みたいな感じで。とりあえずこの撮影で、ようやく5合目まで終えたかなという感じですね。あとは映像にどうやって文字を組み合わせるのかとか、2人のどの表情を生かすのかとか、編集がすごく大事になっていきます。

― 高橋優と三浦春馬、2人を撮った感想。

2人は違いよりもお互い同じところを探しあってたと思う。春馬くんは高橋の歌の何を伝えたいのかを探ろうとしていたし、高橋は春馬くんが表現しようとしていたものが何なのかを探っていましたよね。そこが絶妙なせめぎ合い、バランスになって、とてもいいものができるんじゃないかなと思います。

― 高橋優について。

高橋はすごいやつなんですよ。まわりの人たちに支えられて性格良く育っていっていると思います。もうちょっとヤなやつになってもいいくらいの成功を収めているはずなのにね(笑)。でも、いわゆる普通の“いい人”ではない。アーティストとしての毒もしっかり持ってる。それでいて一緒に楽しむ姿勢、学ぼうとする姿勢もありますからね。まだまだこれからとんでもないものを見せてくれると思いますよ。

(modelpress編集部)

■高橋優プロフィール


1983年12月26日生まれ。秋田県横手市出身のシンガーソングライター。2010年4月、デビュー前に楽曲「福笑い」が東京メトロCMソングとして抜擢され注目をあび、同年7月にシングル「素晴らしき日常」でメジャーデビュー。2015年7月には秋田県から「あきた音楽大使」に任命される。

2016年には、地元・秋田県横手市にて、自身が主催する野外音楽フェス「秋田CARAVAN MUSIC FES 2016」を開催。2年目の2017年も開催地を由利本荘市に移し、2日間で16000人を動員した。

■高橋優「ルポルタージュ」


【通常盤】
1. ルポルタージュ(テレビ朝日系 土曜ナイトドラマ「オトナ高校」主題歌)
2. 羅針盤(アクサジャパンCMソング)
3. シーユーアゲイン 〜ピアノバージョン〜
4. ゴーグル/メガネツインズ(高橋 優&亀田誠治)

【期間生産限定盤】
・CD
1. ルポルタージュ(テレビ朝日系 土曜ナイトドラマ「オトナ高校」主題歌)
2. 羅針盤(アクサジャパンCMソング)
3. シーユーアゲイン 〜ピアノバージョン〜
4. ゴーグル/メガネツインズ(高橋 優&亀田誠治)
ボーナストラック:「ルポルタージュ(三浦春馬と唄ったver.)」

・DVD
1.「ルポルタージュ」MV
2.「ルポルタージュ」レコーディング&MVメイキング

【Not Sponsored 記事】 </span>

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