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二宮和也が語る個人仕事のルール、「嵐に還元できないものはやらない」

 嵐の二宮和也が、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞して以来、初の映画主演を果たした『ラストレシピ 〜麒麟の舌の記憶〜』(11月3日公開)。積極的にアイディアを出したという作品への向き合い方、そして人気グループ・嵐の一員としての考えも語った。

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◆僕自身、「最近、あんまり誘われてないなぁ」という人間

――『母と暮らせば』(2015年)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞してから初の主演作。“愛を知らない男”、料理人の充の成長を描くという側面もあります。
【二宮和也】まず考えたのは、成長しすぎないということ。あんまりわかりやすく成長してしまうと、エンタテインメントになりすぎてしまうと思うんです。それよりも、他人に心を開かずに笑いもしなかった人間が、仲間と一緒に料理を作れるようになった。やっと人として必要な物を取り戻して、人生を始めました…くらいでいいんじゃないかな、と。冷たいとか他人との間に壁を作るとか、そういう強い意志はいらない。“関わり甲斐のない人”でいいんじゃないか、というところで監督とも意見が一致しました。たとえば、最初は飲みに誘うけど、「あいつは誘っても行かないから、いいよ」と、どんどんみんなの愛情から遠ざかっていくような人のイメージです。

――二宮さんご自身は?
【二宮和也】思えば僕自身、“最近、あんまり誘われてないなぁ”という感じの人間なので、わりと自然に演じられました(笑)。でも、僕としては「みんな、そんなに愛情に満ちあふれて生きていますか?」と問いたい気持ちもあります。だって、いつでも誰にでも均等に愛を受けたり注いだりしている人なんて、なかなかいないでしょう。たぶん、誰の中にも充のようなところはあるんじゃないかな。だから、全否定できないキャラクターだと思って見ていただければいいなと思います

◆「実現するためにはどうすればいいか?」を踏まえてプレゼン

――米国アカデミー賞外国語映画賞を受賞した巨匠・滝田洋二郎監督と初コラボ。二宮さんは、いろんなアイディアを提案したそうですが?
【二宮和也】脚本を読んだときから、全体の“うねり”みたいなものに積極的に加わりたいと思うようになっていたので、いろいろと提案させていただきました。そういうことがとても言いやすい現場だったのは、やはり監督のお人柄です。もちろん演じる上で何かを提案するときは、ただ「これがやりたい」というだけでは相手も納得しないと思っています。なぜこうしたいのか? 実現するためにはどうすればいいか? を踏まえた上でプレゼンするんですけど、 監督はいつでも「いいよ」って言ってくださる。

――演じる側としてはやりやすい?
【二宮和也】すごくありがたいです。たとえば、そのアイディアが結局は使われなかったとしても、一度はやりたいようにやらせてくださる。誰でも、自分が思うことを否定され続けたら、ヘコむじゃないですか。だから「いいね。ちょっとやってみようか」と、とりあえず肯定されることは、作品に携わる人間としては嬉しいことなんです。

◆中途半端なことをやっていたら、ほかの4人に迷惑をかける

――かなり積極的に作品作りに参加されたようですが、嵐としての活動と俳優としての活動、共存はどのように考えていますか?
【二宮和也】僕は大前提として、個人の仕事に関しては「嵐に還元できないものはやらない」と決めています。もし、僕が『ラストレシピ』をやっていなかったら、嵐として何かの活動ができたかもしれない。実際はそんなことはないかもしれないけれど、個人の仕事をしている時期は、言ってみれば、嵐がなにか大きなことをやれる可能性をゼロにしているわけですから。でも僕は、それでも個人で仕事をした分だけ、なにかを還元しなきゃいけないと思っています。作品への思いと同時に、中途半端なことをやっていたら、ほかの4人に迷惑をかける。そういう気持ちが常にあります。それはきっと、4人も、いちいち考えていなくても自然にそうなっていると思います。
(文:金子裕子) </span>

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