『BORDER』3年ぶりの続編ドラマに出演者たちは何を思う?

 2014年4月期にテレビ朝日系で放送された連続ドラマ『BORDER』(原案・脚本:金城一紀、全9回)。その続編が3年ぶりに放送される。29日放送のドラマスペシャル『BORDER 贖罪』(後9:00〜10:54)に出演する小栗旬(石川安吾)、青木崇高(石川の同僚刑事・立花雄馬)、波瑠(特別検視官・比嘉ミカ)、遠藤憲一(石川の上司・市倉卓司)に話を聞いた。

【場面写真】監察管理官・久高喬役で國村隼が出演

■『BORDER』とは

 頭部を被弾して生死の境をさまよった後、「死者と対話できる」という特殊能力を得た刑事・石川が、望まずして命を絶たれた被害者の無念を晴らすべく、生と死、正義と法、情と非情の“BORDER=境界線”で揺れ動きながら、事件に立ち向かう姿を描いた異色の刑事ドラマ。

 連続ドラマで石川は、死者との会話を通して、犯人を捕まえる「正義」への信念が強くなるに従い、裏の世界の力を借りて証拠をねつ造するなど、影の要素も色濃くしていった。最終回では、8歳の子どもを誘拐した上、殺害した安藤周夫(大森南朋)と対決。安藤に「私が絶対的な悪を為す。そして、あなたは中途半端な正義を実践しようとして、常に私に敗北する」と、挑発された石川は正義を為すため、ある衝撃的な行動をとってしまう。そんな彼の背後から、安藤が「こちら側の世界へようこそ」と声をかけたところで、連ドラは終了。謎多きラストシーンはさまざまな憶測を呼ぶと同時に、底知れぬ衝撃で視聴者を震え上がらせた。続編『BORDER 贖罪』は、その最終回のラストシーンの続きから始まる。

■「みんな、顔とか髪型はつながるのかな?」と心配

――3年の時を経て、続編の制作が決まった時の心境を教えてください。

【小栗】連ドラが終わった際に、続きをやりたいという話は聞いていたんです。でもその後、なかなか実現できない状況が続いたので、もうないだろうなと思っていました。続編が決まった時は、あのラストシーンからのお話だと聞いて、やだな〜と思いました(笑)。というのも、石川は結構追い込まれていく役で、最終回を撮っていた頃は本当にしんどかったんです。その状態に戻らなければいけないと考えると、なかなか“よし、やるぞ!”という感じにはなれませんでした。

【青木】旬くんと一緒に舞台をやっていて、それが終わってすぐに『BORDER』の撮影に入ると聞いて、「連ドラのあのラストからつながる話なので、旬くんは痩せたり、メンタルを取り戻したりするのに大変だな」と思い、「これは僕もしっかり頑張らないと!」と思いました。

【波瑠】連ドラのエンディングが衝撃的でしたから、視聴者の方と同じで、私も続きが想像できなくて…。「本当に続編をやるのかな!?」と思っていました。この3年の間に、別の仕事で1年大阪に行ったりもしたので、「続編をやるといっても、いつやるんだ?」という感覚でした。実際に続編の制作が決まった時は、「またミニスカートをはくのか…入るかな?」と思いましたね(笑)。

【遠藤】連ドラもそうでしたが、手を出しちゃいけないところに手を出しまくっているのがこの作品。犯人が最初からわかっているとか、死んだ人と会話ができるとか、刑事ドラマのセオリーを越えていた。しかも3年も経って、それも連ドラのラストからの話ということで、単純に「みんな、顔とか髪型はつながるのかな?」と心配になっちゃいました。

■この3年で最も変わったのは波瑠「話しかけやすくなった」

【青木】3年ぶりに集まっても、皆さん、全然、変わっていなかったですよね。

【小栗】こんな言い方すると失礼かもしれないけれど、波瑠ちゃんは明るくなったな、と思いました。3年前に比べると。連ドラの時は、ドキドキしながら話しかけていたんです。今回はなんだか人当たりよくなったような…。話しかけやすくなった(笑)。

【波瑠】私もそう思います。大人になりました(笑)。

【青木】いま、いくつだっけ?

【波瑠】26歳です。

【青木】連ドラの頃は23歳か、一番変わる時かもしれないね。

【遠藤】朝ドラでヒロインやったのがおおきんじゃない?
※波瑠は15年下期のNHK連続テレビ小説『あさが来た』に主演

【波瑠】朝ドラですかね…。たしかに、たくさんの方と共演したその経験のおかげでしょうか、私自身もリラックスして現場に居られるようになりました。

――多くを語れないドラマですが、何かアピールするなら?

【小栗】ある種のタブーを乗り越えてきた作品だとは思うので、それを好きだと言ってくれる視聴者の方には、納得のいくお話になっていると思いますし、石川という男を通して、いろんな感情が湧いてくると思います。久しぶりの『BORDER』の世界を楽しんでいただけたらと思います。

■ストーリー
 自らの正義を為すため、死者の無念を晴らすため、正義と悪の境界線で究極の決断をしてしまった石川。彼をよく知る者たちの間に衝撃が走る中、警視庁では監察管理官・久高喬(國村隼)が石川の取り調べを開始し始める。穏やかな物腰ながらも、鋭い観察眼を持つ久高は、石川から拭い去ることのできない違和感を覚える。

 取り調べのさなか、石川は街中で、美しくはかなげな女性・須藤真実(中村ゆりか)と遭遇する。「わたしを殺した犯人を捕まえてください!」という死者の想いを受け、再び石川が取った予想外の行動とは? 石川の運命が再び動き出す。 </span>

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