開口一番「皆さん、こんばんは。作家の香取慎吾です!」と声を弾ませてあいさつ。「作家と紹介されるなんて、すごくおこがましく、しかし正直、すごくうれしいです」と目を輝かせると「絵を描くのが大好きで、自分の心をぶつける場所として描いてきたけど、こういう企画に出展させていただくのは初めて。こんなに素晴らしいアーティストの皆さんと一緒に自分の絵が飾られることをうれしく思います!」と感慨深げに話した。
香取は「イソゲマダマニアウ」「火のトリ」の2作品を出展。作品に込めた思いを語ると「こんな風に絵の紹介をするのも作家っぽいですね、ありがとうございます!」とほほ笑み、去り際に報道陣から心境を問われると「すごいうれしいです。新しいことが始まってます!」。「またパラリンピックのサポーターをやりたい?」との声には「これからもこういう形でアートに関われたら」と返していた。
日本財団が主催する同アート展は、多様な個性を認める社会の実現を目指し、障がい者の芸術文化支援が目的。香取の作品「イソゲマダマニアウ」「火のトリ」のほか、障がい者や現代美術家ら22人の作品、約500点を展示する。きょう13日から31日まで東京・表参道スパイラルガーデンで開催。
香取は、イベント開催前に書面を通じて「障がいがあるかどうかは関係なく、人は誰かがいないと生きてはいけません。僕自身、誰かにサポートしてもらいたいと思うこともありますし、困っている人がいたらサポートしてあげたいと思う。そうした感情に垣根はないと思うんです。そして、このことに気づかせてくれる一つのきっかけがアートなのではないかと思います」とコメント。
続いて「僕にとってのアートとは、ルールやゴールが存在しないもの。始まりにも終わりにも正解はなく、自分の物差しで決めることができる、かけがえのないものです」とつづり「そんな思いを抱いている僕が、このような境界線のないアート展に参加できるなんて、こんなにうれしいことはありません」と参加を喜んでいる。 </span>
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